阪急9000系と9300系の一部車両の乗降ドアの上の方には、よーく目を凝らして見てみると、あるモノが設けられているのが分かります。サムネでネタバレですが、雨どいです。
阪急のプロなら当然、梅田で唐突に声をかけられても、即答できるレベルでご存知だと伺っていますが、具体的に取り上げているサイトが無さそうでしたので、メモとして残しておきます。
乗降ドアの雨どい
阪急の窓に雨どいがあるのは、ご存知だと思います。
でも、今回は窓ではなく、乗降ドアの雨どいです。
一応、2023年時点の阪急現役車両の乗降ドアを全て確認しましたが、どうやら、乗降ドアの上に雨どいが設置されているのは、
- 9000系9010Fのうち、9010・9110
- 9300系9301Fのうち、9301・9401
となっています。編成単位ではなく、9010Fと9301Fの先頭車のみ、乗降ドアの上に雨どいが設置されています。
9010Fの乗降ドアの雨どい。
9301Fの乗降ドアの雨どい。
先頭車と中間車の両方を撮影してみると、乗降ドア上の雨どいの有無が分かると思います。
奥が9301Fの先頭車、手前が中間車です。パンフォーカスで撮影出来てないですが、諦めて下さい。
では、どうして、9300系と9000系の一部車両だけに、乗降ドアの上に雨どいが設置されているのでしょうか?
何故、一部の車両だけ?
まあ、残念ながら、一部の車両の乗降ドア上にだけ、雨どいが設置された経緯・理由は不明です。
9301Fで試験的に導入したと仮定した場合、「それほど効果を得られなかった」という結論に至ったのかもしれません。9301Fが2005年に導入され、9010Fが導入されたのは2013年。結果的に8年越しに、先頭車の乗降ドア上だけに雨どいを設置していますが、設置されたのはこの2編成の先頭車のみです。
9010Fで試験的に乗降ドア上の雨どいを設置したのであれば、後に登場する1000系・1300系に何かしらフィードバックがあったのかもしれません。
ただ、1000系・1300系の乗降ドア上に雨どいは設置されていないので、不要(あってもなくてもいい)という結論に至ったことは見て取れます。
関連リンク
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