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【阪急】6300系リニューアル車の車内(欲張りセット)

阪急京都線の特急形車両として製造され、現在は嵐山線を担当している、6300系の車内の紹介です。

6300系が嵐山線の担当になってから久しく、既に各所で取り上げているので今更感はあります。そのため、特に何の変哲もない車内紹介の内容になっています。



阪急6300系(超適当)

1975年に登場した6300系。梅田~河原町のノンストップ特急の象徴として君臨しましたが、2ドアクロスシート車ということや停車駅の増加、そして、十三駅のホームドア設置に伴い、9300系にその役割を譲り、京都線から撤退しています。

6354Fは初代京とれいんとして再出発しましたが、2022年12月のダイヤ改正をもって、初代京とれいん運用も終了してます。

残っている6300系は、嵐山線の3編成のみ。2027年春ごろに嵐山線にホーム固定柵が設置予定のため、6300系の去就も気になるところです。



阪急6300系の車内(リニューアル車)

6300系は京都本線の運用から押し出された後、6351F・6352F・6353Fの3編成はリニューアルを経て、2009年から嵐山線の運用に就いています。

基本的には9300系に準拠したメニューとなっていますが、1列+2列といった座席配置や、ドア間にクロスシートとロングシートが混ざっているという、阪急ではなかなかお目にかかれない車内となっています。

全景

では、6300系の車内に参りましょう。先頭車の乗務員室側は2人掛けロングシート。これは阪急でよく見かける光景ですね。

乗降ドア間のシートは、リニューアル工事の際に1列+2列、クロスシートとロングシートの両方が設置されています。

先頭車の運転台側から

中間車ドア間

JRの近郊型車両ではたまに見かけますが、阪急ではなかなかお目にかかれない座席配置です。
阪急の座席配置は基本的に左右前後対象がスタンダードで、セミクロスシートの9300系もドア間はクロスシート・車端部はロングシートと言った具合に区画ごとに整理されています。
なので、リニューアル後の6300系は阪急の欲張りセットみたいな存在とも言えます。
6300系はもともと京都線のクロスシート車両として設計・製造され、ドア間にクロスシートを設置している都合上、妻面側にはロングシートはありません。

とまあ、普段から嵐山線を利用する方は見慣れた光景だと思います。遠方から嵐山観光にお越しの方にとってはやはり特別感があるみたいで、車内をパシャパシャと撮影している方もいらっしゃいます。



座席

座席の方は阪急ではおなじみ、アンゴラ山羊の毛でおおわれ…ていません。9300系で採用されているタイプのシートで、手動で転換可能なクロスシートです。

2列座席

1列座席

おおむね、9300系のメニューと同じです。8000系にもセミクロスシートが存在しますが、窓側に肘掛けが無かったりと、8000系のセミクロスシートとは若干違いがあります。

このシートにチープ感を抱いてウダウダと述べるのは自由だと思うけど、文句言う前に、貼り換えの材料費と人件費、その他もろもろのランニングコストを自腹切った方が良いですよ😺

ロングシートはこんな感じ。クロスシートとの窓割の都合上からか、2+3+2の定員になっています。

9300系ロングシートと同様に濃いめのグリーンになっており、仕切りが設けられています。

優先席はワインレッドです。

バリアフリー対応の一環で、ドア横のスペースも設けられています。

こちらは車端部の立ち客用のアレ(名前は不明)。

春・秋の行楽シーズンなど、嵐山線の繁忙期はギュウギュウになるくらい混雑するため、こういう細かい配慮も施されています。しっかりと手すりも設けられていますね。

編集後記

みんなも乗ってみてね😺



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