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【京阪】3000系が中之島線に戻ることは出来るのか?

2008年の中之島線開業と同時にデビューした、2代目京阪3000系。コンフォート・サルーンという愛称を持ち、ダブルデッカーを擁する8000系エレガント・サルーンに勝るとも劣らない上質な車内空間を提供しています。

さて、3000系のプレミアムカー導入を機に、3000系は中之島線に入線することは無くなってしまい、各媒体から格好のネタになってしまっています。そんな3000系、中之島線の定期運行に戻る日は来るのでしょうか?



中之島線のための車両だったのに…

中之島線のための3000系なのに、中之島線に入らなくなった…という話は各媒体で取り上げられているので省略します。現在、2021年1月31日のダイヤ改正で、3000系によるプレミアムカーがスタートしたため、3000系の運用は京阪本線に限定されることになり、定期運用での中之島線入線は消滅しています。

「別にプレミアムカーを入れても中之島線走ったらええやろ」という熱いメッセージが届きそうですが、恐らく、中之島線でプレミアムカーを運行する採算性(窓口・購入設備・システムの整備・運行時の利用者数予測に対する費用回収)が見合わなかったと考えられます。

2024年2月現在、中之島線の各駅にプレミアムカー券を購入する窓口・設備は存在していません。「ネット予約(WEB予約)あるやん」と思えますが、確かに、ネット予約に絞れば大丈夫…な訳なくて、プレミアムカーの予約管理システムにも手を入れる必要があります。

また、中之島線にプレミアムカーを回すことで、本線でプレミアムカーを利用するであろう見込み客の機会損失等、本来、プラスになる可能性をマイナスに転じさせてしまうということも考えられます。

本線と中之島線の乗降人員に明らかな開きがあるため、本線利用者の利用機会損失が中之島線にプレミアムカーを運行させることが出来ない理由としては大きそうです🙀

もし、ネット予約に絞って、採算性や車両運用の変更に伴う京阪本線ダイヤの利便性を著しく低下させる等、すべてを度外視するのであれば、とりあえず中之島線にプレミアムカー(8000系・3000系)を入線させることは可能です。

ただ、中之島線でプレミアムカーを運行していない事実から推測すると、試算段階で中之島線にプレミアムカーを運行するメリットが、デメリットを上回ることが出来ないと結論付けた…と考えられます。



万博時、3000系が中之島線に入る可能性はある

ともあれ、2025年に開催予定の大阪・関西万博では、中之島線にプレミアムカーを運行する方針であることが報じられています。

8000系・3000系のどちらかが担当するのか、もしくは両方が中之島線に入るのか、詳細等は不明ですが、万博期間中に3000系が走る可能性があります。定期運用とはならないにせよ、2025年4月~10月にかけて、中之島線で3000系をお目にかかれる機会が少なからずあるのではないでしょうか。

ただし、中之島線のプレミアムカー運行は、あくまでも万博期間中の措置なので、販売窓口やホーム上のプレミアムカー券売機のハード面をどうするかは焦点が当たるところです。



万博後にも中之島線にプレミアムカーを運行するなら…

万博期間中に3000系が中之島線に戻って来る可能性があるとして、次に「万博後の中之島線にプレミアムカーを運行させるかどうか」で、3000系が再び中之島線に定期運行で戻れるかどうかが変わって来ます。

万博後に中之島線の乗降人員数が劇的に増えるかどうかと言われると、これは不確定要素が強いです。大阪・関西万博は、抜本的なカンフル剤ではなく、あくまでも一時的な特需です。

万博後に3000系のプレミアムカーを増備することが京阪HDへのインタビューで明らかになっていますが、それをどこに走らせるかは明らかになっていません。

もし仮に、京阪本線のプレミアムカー停車駅に設けられている販売窓口やホーム上のプレミアムカー券売機と言ったハード面の整備を、万博前に中之島線でも実施し、プレミアムカー券の窓口購入・ホーム上の券売機購入を恒常的に可能にするのであれば、万博後にも中之島線に3000系が入って来る可能性は高くなります。

ただし、「中之島線を走るプレミアムカーに乗車する場合に限り、WEB予約限定にする」というのであれば、本当に万博期間中だけ、3000系が中之島線に入るということになります。



IR確定で延伸が決定したら確度は高くなる

IR事業者の解除権が2026年まで延期になったことを受け、中之島線の延伸可否が2024年度以降となっています。

中之島線の延伸はIRが大前提のため、IRの動向次第で中之島線の中長期的なビジョンが変わって来ると言っても過言ではありません。

そうなると、3000系の動向がどうたらこうたらうんたらかんたら…というレベルではなく、スケールの大きな話になりますが、IR開業による中之島線延伸が見込めない以上、3000系が中之島線に戻って来る可能性は低くなります。

ただ、IRが確定すれば、中之島線延伸は確実性を増してくるものになります。また、IR会場だけではなく、九条駅までの延伸によってUSJへのアクセスも近くなることから、中之島線の需要は高まり、3000系の中之島線定期運用も必要になるかもしれません。



編集後記

ちなみに、『鉄道ピクトリアル No.940 2017年12月臨時増刊号 【特集】阪神電気鉄道』の誌面上のインタビューで、阪神なんば線の利用増の要因として、USJへのアクセスが上げられています😺

中之島線が延伸すれば、IRだけではなく、USJアクセスの副次的効果もあるので、確実に中之島線の飛躍に繋がりますね😺

参考文献

『鉄道ピクトリアル No.1004 2022年10月号臨時増刊 【特集】京阪電気鉄道』 株式会社電気車研究会

『鉄道ピクトリアル No.940 2017年12月臨時増刊号 【特集】阪神電気鉄道』 株式会社電気車研究会

関連リンク

京阪HD、中之島線に指定席車両 万博時の輸送力増強|日本経済新聞

京阪特急「プレミアムカー」1両→2両に拡大へ、利用好調 2025年秋から一部列車で|京都新聞

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鉄道イベント情報(鉄道コムtetsudo.comより)

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