ターボ君とは、京成3600形3668編成のニックネームのこと。鉄道ファンから「ターボ君」呼ばれているだけで、京成電鉄が公式にニックネームとして認めているわけではない。
6両編成化の際、VVVF化と先頭&2両目までの電動車化改造工事を実施して、鉄道ファンの間で「ターボ君」と呼ばれはじめ、2017年の4両編成化にあたって全電動車になったことで、ターボ君は完全究極体となったが、その代償として、簡単には引退させてもらえなくなった。
ターボ君とは?
ターボ君とは、京成3600形3668編成に勝手につけられたニックネームです。
界磁チョッパ制御で登場した3600形ですが、3600形の廃車により発生した余剰の先頭車両に対してモーターを搭載してVVVF化改造を実施しました。その結果、他の3600形よりパワーアップします。
改造が施された1999年当時、その時の最新車両であった3700形に勝るとも劣らない性能を発揮することが可能になり、「ターボ車」「ターボ君」というニックネームが付けられました。
尚、1999年の改造工事によって、6両編成を組成することになり、6両全てが先頭車という、極めて珍しい状態になってしまっています(6両のうち、先頭から2両目まで電動車)。
そして、2017年に3668編成のうち、3両目・4両目の中間車を離脱させて、4両編成になった結果、全電動車という、完全究極体のターボ君と進化します。
ターボ君の役割
ターボ君こと京成3600形3668編成は非常に重要な役割を担っています。
もちろん、日々の運用という重要は役割は当然ですが、総合車両製作所(J-TREC)の横浜事業所から京成の新造車両を牽引するという非常に重要な役割を担っています。
3668編成が先頭電動車であるため、京急線内の乗り入れ規定をクリアしています。また、現在の3668編成が4両編成ということもあり、総合車両製作所の横浜事業所から、新造車両を牽引することが可能です。
そして、このターボ君の役割を代わることが出来る車両が京成線内で存在しません。