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『最も有望なる電車』とは?

最も有望なる電車とは、箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)が開業する際に発行したパンフレットのこと。箕面有馬電気軌道が設立するにあたって、出資者に事業内容等を説明するツールの一つとして用いられた。




『最も有望なる電車』とは?

最も有望なる電車とは、箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)が開業する前に発行したパンフレットのことです。

1908年10月12日に、企業パンフレットとして登場し、当時では斬新だったこともあり、現代でも小林一三の伝記や阪急の生い立ちを語る上で欠かせないエピソードの一つにもなっています。

阪急電鉄の公式ツイッターでパンフレットの表紙を披露してくれたこともありました。


内容

『最も有望なる電車』の内容はQA形式で、出資に興味のある人の疑問点・不安なポイント・将来展望先読みして記載しています。現代風に訳すと、次の様になります。

開業時期はいつごろですか?🐶
明治43年(1910年)4月1日を予定しているよ😺
まずは第一期線として大阪梅田から宝塚、箕面支線だけ開業するよ😺
全線複線で、(軌間等を)阪神電気鉄道と同じにするよ😺
それだけのことが現在の払込金で出来ますか?🐶
それとも払込金を取るつもりですか?🐶
(お金大丈夫?🐶)
株主が喜んで払込金をする時までは、払込をとらなくてもきっと開業するよ😺
あと、借入金の年利や手数料は、他の会社よりも有利だから大丈夫😺
三井物産も支援してくれるし、建設費だって他の会社よりも安いから😺
そんなうまい話があるんですか?🐶
何か他に計画していることがあるんですか?🐶
外国の鉄道会社がやってるような沿線の住宅開発をするよ😺
梅田からも通いやすくて、気候も景色も良いところの土地に住宅を建て、沿線の利用客を増やすよ😺
えっ?🐶
そんなにいいところがあるんですか?🐶
綺麗なところだから、実際に歩いてみてね😺
なるほど、有望なことはわかりました🐶
もっと詳しく知りたいのですか…🐶
(数字とか詳しい)一覧あるから見てね😺

…という具合に、出資者の心理を上手く先読みしたパンフレットを作り出資を募ります。

注目すべきなのは、どれだけ儲かるか、みたいな話を全面に出さずに、事業としての可能性があるかを説いています。

敢えて厳しい事を言いますが、このパンフレットの話の展開方法は出資者心理を上手に突いた手法です。もし、現代で営業マンからこの手のことを対面でされたら、遠慮なく断った方が得策です。顧客の事を微塵も考えず、お金のことしか考えていない営業マンの口車に乗せられてはいけません。勧誘は撲滅、いや、徹底して殲滅されるべきです。



参考文献

『逸翁自叙伝』 小林一三著

関連リンク

様々な生活文化を創り出したアイデアマン「 小林一三 」|阪急電鉄

阪急電鉄 【公式】Twitter(2018年10月19日午前9:38ツイート)

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