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スカイライナー、2022年4月25日から警備員乗車と値上げ

2022年3月25日、京成電鉄はスカイライナーの警備員乗車と特急料金の値上げを発表しました。値上げ幅は30円~50円で、値上げ率は約3~7%となります。

尚、2021年度に発表されている「設備投資計画」「移動等円滑化取組計画書」「安全報告書」には記載が無かった内容です。




スカイライナーの警備員乗車と料金改定

2022年3月25日のリリースで、スカイライナーの警備員乗車と特急料金の値上げを発表しています。

定期列車であるスカイライナー(北総線・成田スカイアクセス線経由)は50円増額、モーニングライナー・イブニングライナー(京成本線経由)は30円増額、臨時列車として運行されるシティライナー(京成本線経由)は30円増額となります。

北総線の印旛日本医大から日暮里・京成上野に向かう臨時ライナーについては料金改定はありません。

実施時期

2022年4月25日(月)より通年

警備の対象列車

有料特急全列車(AE形が使用される列車全て)


改定金額

列車名区間現行改定後増額値上げ率
スカイライナー京成上野・日暮里~空港第2ビル・成田空港1,250円
(630円)
1,300円
(650円)
50円
(20円)
4%
(3.2%)
青砥~空港第2ビル・成田空港1,000円
(500円)
1,050円
(530円)
50円
(30円)
5%
(6%)
モーニングライナー
イブニングライナー
全区間420円
(210円)
450円
(230円)
50円
(20円)
7.1%
(9.5%)
シティライナー
(臨時列車)
京成上野・日暮里・青砥~京成成田970円
(490円)
1,000円
(500円)
30円
(10円)
3.1%
(2%)
京成上野・日暮里~青砥
京成上野・日暮里・青砥~京成船橋
京成船橋~京成成田
520円
(260円)
550円
(280円)
30円
(20円)
5.8%
(7.7%)
臨時ライナー印旛日本医大・千葉ニュータウン中央
 →青砥・日暮里・京成上野
500円
(250円)
改定無し
「スカイライナーに警備員が乗車します-あわせて特急料金を改定します-(4月25日~)」より引用
・増額分、値上げ率、臨時ライナーの現行金額を追記
・カッコ内は小児料金
企画乗車券
券種名現行改定後増額値上げ率
スカイライナーバリューチケット2,250円
(1,120円)
2,300円
(1,150円)
50円
(30円)
2.2%
(2.7%)
スカイライナーバリューチケット・プレミアム
京成電鉄×IYOTETSUコラボ企画
(松山エリア→首都圏エリア利用)
京成×南海 特得チケット1,410円1,460円50円3.5%
手ぶらでライナー(空港宅配&スカイライナー)4,300円4,350円50円1.2%
Keisei Skyliner & Tokyo Subway Ticket片道・24H2,840円
(1,420円)
2,890円
(1,450円)
50円
(30円)
1.8%
(2.1%)
片道・48H3,240円
(1,620円)
3,290円
(1,650円)
50円
(30円)
1.5%
(1.9%)
片道・72H3,540円
(1,770円)
3,590円
(1,800円)
50円
(30円)
1.4%
(1.7%)
往復・24H4,780円
(2,390円)
4,880円
(2,440円)
100円
(50円)
2.1%
(2.1%)
往復・48H5,180円
(2,590円)
5,280円
(2,640円)
100円
(50円)
1.9%
(1.9%)
往復・72H5,480円
(2,740円)
5,580円
(2,790円)
100円
(50円)
1.8%
(1.8%)
「スカイライナーに警備員が乗車します-あわせて特急料金を改定します-(4月25日~)」より引用
・増額分、値上げ率を追記
・カッコ内は小児料金
・「手ぶらでライナー」の料金は南東北・関東・甲信越・東海・北陸地域への空港宅配の場合

2021年度の計画には無い

2021年度に京成電鉄からリリースされている、「設備投資計画」「移動等円滑化取組計画書」「安全報告書」には、警備員乗車についての記載がありませんでした。

警備員乗車は、2020年に開催予定だった東京オリンピックに合わせてスタートさせてもおかしくない施策です。

2018年に発生した東海道新幹線車内における殺傷事件もあったので、もしかすると、東京オリンピックに合わせて、海外から利用が多いスカイライナーの警備強化も検討していたと考えられます。

ただし、実際は東京オリンピックは1年延期。入国規制もかかっていたため、インバウンド需要は激減し、スカイライナーの利用者数は一気に下がりました。実際、スカイライナーの運行本数を削減しており、スカイライナーの運行本数が復活したのが2021年10月31日です。

オリンピックも終わり、空港利用が激減の状態で警備強化というのは今更感がありますが、このタイミングでの実施は、コロナが終息した後を見据えた施策と考えられます。


小田急・京王の事件を踏まえた安全対策

小田急および京王で発生した、車内の傷害事件も警備強化の一因と考えられます。

国土交通省が発表している「小田急線車内傷害事件の発生を受けた対策をとりまとめました」には、傷害事件の発生を受けた今後の対策に、

駅係員や警備員による駅構内の巡回や車内の警戒添乗等の実施

が掲げられています。

また、京王電鉄では「乗客の安全な避難誘導の徹底」も追加対策に含まれています。スカイライナーの定員は通勤車両に比べて少ないですが、乗降扉が少なく、窓は開閉不可です。通勤車両の様に窓から脱出というのは難しいので、避難誘導のサポートも警備員の役割になるかもしれません。

値上げは不可避だった?

今回のスカイライナーの警備員乗車とセットで値上げが行われています。これは警備員乗車分の費用と考えられます。当然と言えば当然です。

もし仮に、2018年に発生した東海道新幹線車内の事件後に、警備員乗車の措置をとっていれば、当時のスカイライナーの好調から考えて、値上げは無かったでしょう。

それでも、コロナ後のスカイライナーの利用者激減を踏まえると、どこかのタイミングで値上げは実施されていたと考えられます。


編集後記

スカイライナーが実施した警備員乗車は、今後、京成以外で有料特急を運行している鉄道会社でも同様の施策が実施されると考えられます。もちろん、全列車とは考えにくいですが、徐々に広がるかもしれません。

関連リンク

スカイライナーに警備員が乗車します-あわせて特急料金を改定します-(4月25日~)|京成電鉄

2021年度 鉄道事業設備投資計画|京成電鉄

移動等円滑化取組計画書(2021年度)|京成電鉄

安全報告書2021|京成電鉄

小田急線車内傷害事件の発生を受けた対策をとりまとめました|国土交通省 鉄道局総務課危機管理室

京王線車内傷害事件等の発生を受けた対策をとりまとめました|国土交通省 鉄道局総務課危機管理室

東海道新幹線車内殺傷事件等を受けて新幹線において講ずべき当面の対策|内閣官房・警察庁・国土交通省

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