スカイライナーは京成の車両では無い!?

2代目AE形スカイライナーと言えば、京成電鉄のフラッグシップ車両です。成田空港と東京都心を最速36分で結ぶという、言わば現代における京成の全てを集めた結晶と言える車両です。

毎日バリバリ、東京と成田をかっ飛ばしている2代目AE形スカイライナーですが、実は京成電鉄が所有しているわけではありません。




スカイライナーの所有権は?

2代目AE形スカイライナー(以下、スカイライナー)は、誰がどう見ても京成電鉄の車両に見えます。

何故なら、京成の線路の上を走っており、京成の運転士が運転し、整備も京成の車両基地で行われています。

しかし、スカイライナーは京成の車両ではありません。何故なら、スカイライナーはリースされているからです。

<プロジェクト紹介> 京成電鉄様の新型スカイライナー|ニッセイ・リース株式会社

ニッセイ・リース株式会社が提案したスキームで、リース元の会社がスカイライナーを購入し、京成がリース料金を支払って、スカイライナーを運行させています。

単純に考えた場合、スカイライナーの所有権はニッセイ・リース株式会社と考えられるが、リース契約についての資料は公表されていないため、厳密にスカイライナーの所有権がどこの法人にあるのかは不明。



何故、スカイライナーがリースに?

スカイライナーが京成にリースされている理由は、お金の問題です。

鉄道車両自体、非常に高額です。スカイライナーの場合、1両あたり2億円かかっていると言われています。2010年の成田スカイアクセス線開業時に8両10編成の合計80両を用意しているため、単純計算すると160億円のお金がかかります。

もちろん、設備投資なのでお金は必要ですが、成田スカイアクセス線開業前に大幅に設備投資したこともあり、京成としても、懐具合や決算上の数字を気にした可能性があります。

スカイライナーのリース体系の詳細は不明ですが、決算短信を見る限り、リース債務の勘定項目があることから、ファイナンスリースと読み取れます。このことから、金融機関からの莫大な借入金を増やすよりも、リースで長期的にお金を返していこうという戦略と考えられます。


リース期間が終わったらどうなるの?

さて、スカイライナーのリース期間が終了すると、最終的に所有権はどうなるのでしょうか?

リースには「所有権移転ファイナンス・リース取引」「所有権移転外ファイナンス・リース取引」の2種類があります。

所有権移転ファイナンス・リース取引の場合は、スカイライナーを借りている側(京成)に所有権が移転する可能性があります。

一方、所有権移転外ファイナンス・リース取引の場合は、スカイライナーを借りている側(京成)に所有権が移転しません。つまり、基本的にはリース元の会社がスカイライナーを所有したままになります。

リース元の会社と京成の間で結ばれている、スカイライナーのリース契約次第となりますが、ひょっとしたら将来的に京成がスカイライナーを所有することになるかもしれません。


編集後記

京成絡みのリースは北総鉄道や千葉ニュータウン鉄道の話が多いですが、スカイライナーについてもスポットを当ててみました😺

鉄道イベント情報(鉄道コムtetsudo.comより)

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関連リンク

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