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何故、東武特急は最大6両編成なのか?

東武では昔から、日光・鬼怒川などへの観光地輸送に力を入れています。東武線内だけでなく、JR新宿駅からもスペーシアが発着しているので、普段は東武を利用しない人でも、観光列車で東武特急に乗車したことがある人が多いかもしれません。また、季節限定で夜行列車も運行しており、夜行列車が少なくなった現在では、とても人気があります。

さて、そんな東武特急、いくら人気が出ても最大で「6両編成」です。いったい何故なのでしょうか?




東武特急の短さ

東武の特急は最大6両編成です。関東私鉄の有料特急と比べてみると、その短さが分かります。

会社特急編成両数備考
京成AE形(2代目):スカイライナー8両編成
西武10000系:ニューレッドアロー7両編成
001系:ラビュー8両編成
小田急30000形:EXE、EXEα4両・6両編成併結10連可能
50000形:VSE10両編成
60000形:MSE4両・6両編成併結10連可能
70000形:GSE7両編成
東武350系4両編成過去に6両編成在籍
200系・250系6両編成
100系:スペーシア6両編成
500系:リバティ3両編成併結6連可能

人気観光地に繋がる路線を持ち、沿線には通勤需要の多いベッドタウンがあるにもかかわらず、東武の歴代特急車両は頑張っても6両編成で、現状のままだと未来永劫、6両編成のままです。


浅草駅の存在

東武特急が最大6両編成の理由は、浅草駅にあります。

上の写真は「浅草エキミセ」という商業ビルです。「松屋浅草」と言った方が有名かもしれません。浅草から東武を利用する方は、この商業ビルの中に駅が入っていることをご存知だと思います。

浅草エキミセのビル内に入ると、1階はこんな感じになっています。電光掲示板と駅に繋がる階段です。

2階に上ると、すぐに浅草駅の改札口が見えます。そしてここはビルの中です。といっても、駅と一体型となっているビルは珍しくありません。

さて、この浅草駅ですが、特に何の変哲も無い様に見えます。しかし、この浅草駅のため、東武特急は最大6両編成までという制約が発生します。


ホームの限界

昭和初期、東武は京成と浅草延伸を競っていましたが、京成の自滅によって東武に軍配が上がりました。

そして1931年5月、東武は浅草まで延伸して浅草駅を開業させます。開業当時は浅草雷門駅という駅名でした。同じ年の11月に駅ビルに松屋が入り、ターミナルデパートとして名を馳せることになります。

晴れて浅草延伸を達成しましたが、後年になって問題が発生します。ホームを延長することが出来ないため、最大、6両編成の車両しか入れないという問題です。

まず、浅草駅を出ると、とうきょうスカイツリー駅方面に線路が伸びていますが、浅草駅から少し出たところは急カーブなので、駅のホームを延長することが出来ません。輸送力増強のために1編成の車両数を増やしたくても増やせません。一部列車ではドアカットという運用も行っています。

地図で見てみると、東武の浅草駅はこのようになっています。

また、駅ビルの中にホームがあるので、駅ビルの商業施設とのアクセスは抜群ですが、浅草駅の構造上、車止め側を拡張するということも出来ません

そんな浅草駅特有の事情があるため、浅草駅に発着するスペーシアやリバティといった東武を代表する特急形車両は、等しく6両となっています。


編集後記

レトロな駅ビルかっこいい😼✨

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関連リンク

浅草駅|東武鉄道公式サイト

鉄道イベント情報(鉄道コムtetsudo.comより)

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