2024年2月27日の東武鉄道のリリースで、200系「りょうもう」のラッピング車両、「りょうもう『カルピス』EXPRESS」の運行を発表しています。
「りょうもう『カルピス』EXPRESS」の運行は2024年3月31日から約3年間。それを考えると、2020年から徐々に廃車が進んでいる200系ですが、2027年までは運行する可能性が考えられます。
200系に『カルピス』のラッピング
2024年2月27日の東武鉄道のリリースで、200系の「りょうもう『カルピス』EXPRESS」の運行が発表されています。
- 運行期間:2024年3月31日(日)から約3年間
- 使用車種:200系(1編成6両)
- 運行区間:東武スカイツリーライン、伊勢崎線、桐生線
- カラーリング:「カルピス」をイメージしたカラーリングに変更
東武の運行エリアである館林は、アサヒ飲料の館林エリア・群馬工場が「カルピス みらいのミュージアム」を「地域共創」の拠点として構えていることから、今回の特別コラボ企画に至ったの事です。
…で、鉄道ファン的に気になるのは、200系の動向です。
ひとまず、2027年まで走る…?
今回の『カルピス』のラッピングは、約3年間運行、使用車種は200系と発表されています。
特に問題が無ければ、200系が2027年まで担当すると考えられますが、気になるポイントは200系の車齢です。
200系は、東武特急で有名な「デラックスロマンスカー」と言われた、1700系・1720系を種車として改造された200型と、1998年に新造した250型の2種類があります。
1700系は1956年~1957年に製造、1720系は1960年~1973年にかけて製造されており、1990年代に200系に改造・更新が施工されているとはいえ、かなりの高齢車両と言えます(1990年代から起算しても車齢30年を超えるので、なかなかの車齢です)。
尚、205Fは1956年製造のモハ1701が種車なので、2024年2月時点で、実質的な車齢は68年です。
編成 | 種車 | 種車製造年 | 200系更新年 | 廃車年 |
201F | 1720系1741F | 1963年 | 1990年 | 2020年 |
202F | 1720系1731F | 1961年 | 1990年 | 2022年 |
203F | 1720系1751F | 1964年 | 1991年 | – |
204F | 1700系1711F | 1957年 | 1991年 | – |
205F | 1700系1701F | 1956年 | 1992年 | – |
206F | 1720系1761F | 1968年 | 1994年 | – |
207F | 1720系1781F | 1973年 | 1997年 | – |
208F | 1720系1721F | 1960年 | 1997年 | 2021年 |
209F | 1720系1771F | 1971年 | 1998年 | – |
251F | 新造 | ※1998年新造 | – | 2022年 |
200系は特急車両ということで、製造両数が多いという訳ではありません。もし、最後の1編成まで出来るだけ長く運用する場合、1年で1~2編成を廃車にして、その廃車の部品を予備部品に流用する…という方法を取ることが考えられます。
予備部品を確保して、念入りにメンテナンスしたとしても、やはり高齢車両。途中で変更になる可能性があるかもしれません。
編集後記
何事もなく無事に走り抜けて欲しいわね😺
関連リンク
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