JR東日本がトレインシミュレーターをリリースする模様です。その名も「JR EAST Train Simulator」で、超ド直球なタイトル。
2022年9月20日に早期アクセス版がリリースされ、外部コントローラー対応予定のフルバージョン版は未定。
公式がトレインシミュレーターを販売
SteamにJR東日本公式の「East Japan Railway Company」というパブリッシャーが「JR EAST Train Simulator」というゲームをリリースしています。
ねとらぼが既にJR東日本に問い合わせており、SteamのストアページがJR東日本公式のものであることを確認しています。
(略)JR東日本に確認したところ、Steamでのトレインシミュレータ配信は「事実」との回答を得ました。詳細については今後発表予定としています。
―ついに公式がやりやがった 「JR東日本トレインシミュレータ」Steamに突如出現しネットざわつく JR東「詳細はお待ちください」|ねとらぼより引用
開発元は向谷 実氏が代表の株式会社音楽館 (ONGAKUKAN Co.,Ltd.)です。
この力の入れようを見ると、JR東日本が本気でトレインシミュレーターを開発していることが伺えます。
フルバージョンはいつ?
2022年9月20日にリリースされるのは早期アクセスバージョン。
肝心の「フルバージョンのリリースはいつ?」というと、Steamのページに、
このゲームは大体どのくらいの期間早期アクセスですか?
“概ね1~3か月程度経過後に、フルバージョンの配信開始を予定しております。”
と記載されています。なので、遅くとも2022年内のうちにフルバージョンがリリースされることになります。
早期アクセスバージョンでは、
- 八高線(キハ110系) 上り 高崎~群馬藤岡間(約14分 11.7km)
- 京浜東北線(E233系1000番台) 南行 大宮~南浦和間(約12分 7.8km)
の2区間でプレイ可能。フルバージョンではダウンロードコンテンツ(DLC)を購入する事で他の区間も運転できるとのこと。
「電車でGO!」との競合は…?
電車を運転するゲームで真っ先に思い浮かぶのはタイトーの「電車でGO!」だと思います。
2017年にアーケードで「電車でGO!!」が稼働開始されており、現在も稼働中。2020年にはスクエア・エニックスからPS4版・Switch版でもサービスを開始しています。
トレインシミュレーターでは老舗発の「電車でGO!!」と、JR東日本の公式トレインシミュレーターが競合することになります。
敢えて棲み分けを考えるとしたら、コンテンツの品揃え。
JR東日本の公式トレインシミュレーターは「JR東日本」の管轄範囲内。首都圏はもちろん、JR東日本管轄内の関東圏や東北圏の在来線や、将来的な可能性としては新幹線のコンテンツ展開も考えられます。
対して、「電車でGO!」はJR東日本だけにとどまらず、JR西日本や名鉄・阪神などの中部・関西もカバーしているため、広く浅く展開できます。ただし、鉄道各社への営業や協力要請は簡単ではありません。どこまで広げることが出来て、バリエーションのあるコンテンツ展開が出来るのかというポイントがカギになります。
なので、双方ともに棲み分け戦略が立てられていれば、”今のところは”相互に食いつぶす(共倒れ)ということは無さそうです。
関連リンク
JR EAST Train Simulator|Steamストアページ
ついに公式がやりやがった 「JR東日本トレインシミュレータ」Steamに突如出現しネットざわつく JR東「詳細はお待ちください」|ねとらぼ
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