阪急阪神ホールディングスは2022年6月16日に、2022年度の有価証券報告書を公開しました。それによると、阪急における2022年度の新造導入は新造16両と記載されています。
また、阪急京都線・千里線における淡路駅付近の連続立体交差事業についても、2022年3月に大阪市会で明らかになった通り、2027年度(2028年3月)完了予定から4年延期され、2031年度(2032年3月)完了予定と記載されています。
新造車両
阪急(16両新造)
阪急の車両新造については、有価証券報告書の記載にもある通り、2022年7月までに鉄道車両16両新造となっています。
既に京都線では1300系1314F(8両編成)が新造導入されています。また、正雀工場に1315Fが搬入されているため、2022年度の新造導入は1300系2本の導入で確定しました。
阪神(不明)
ちなみに、阪神の車両新造については、有価証券報告書には記載がありません。
既に5700系5721F(4両編成)が新造導入されていますが、詳細については移動等円滑化取組計画書で確認する必要があります。
淡路要塞(4年延期)
2022年3月10日に開催された大阪市会の建設港湾委員会で既に明らかになっていますが、阪急阪神ホールディングス側でも、阪急淡路駅付近の連続立体交差事業の期間延長が明記されています。
2022年度と2021年度の有価証券報告書を比較すると、取得・完成予定年月が、
- 2021年度有価証券報告書:2028年3月(2027年度末)
- 2022年度有価証券報告書:2032年3月(2031年度末)
となっています。
延期の要因については過去記事で取り上げたのでそちらをご覧ください。
阪急淡路の連続立体交差、694億円増額と完了予定4年延期…その理由は?
2022年3月10日に開催された大阪市会の建設港湾委員会で、現在進行中の淡路要塞…もとい、阪急淡路駅付近の連続立体交差事業の増額が明らかになっています。その額は694億円で、現在の全体事業費1,632億円と合算すると、2,326億円になりま続きを読む
関連リンク
【阪急阪神】2022年度に阪急車16両の導入を発表|鉄道プレス(個人サイト様)
関連記事
阪急淡路の連続立体交差、694億円増額と完了予定4年延期…その理由は?
2022年3月10日に開催された大阪市会の建設港湾委員会で、現在進行中の淡路要塞…もとい、阪急淡路駅付近の連続立体交差事業の増額が明らかになっています。その額は694億円で、現在の全体事業費1,632億円と合算すると、2,326億円になりま続きを読む