2022年12月17日のダイヤ改正で運行取り止めになる6300系「京とれいん」。阪急が公式に「一時的な休止」もしくは「引退」なのかを明確に発表していません。
ダイヤ改正後の6300系「京とれいん」の去就が気になるところですが、ヒントになりそうなポイントがあります。それは、プラットホームにある、足元の乗車位置案内です。
6300系「京とれいん」の乗車位置案内
淡路要塞(予定)で有名な淡路駅のホーム上には、6300系「京とれいん」専用の乗車位置案内があります。
それがコチラです(写真は淡路駅4号線ホーム)。
これだけだと何のこっちゃですが、他の乗車位置案内と一緒に見ると…
乗車位置案内の場所が全然違いますね。
6300系は車両構造上、他の車両とドアの位置が異なります。
クロスシート車両ということもあり、座席数確保のために車端部に座席を設置せず、ドアを車両端に寄せたという事情があります。
なので、3ドア車や7000系「京とれいん雅洛」と違う場所に乗車案内位置が表示されています。
引退するなら、乗車位置案内が消える…?
仮に、2022年12月17日のダイヤ改正をもって、6300系「京とれいん」が引退するのであれば、ホーム上にある、「京とれいん」の乗車位置案内が消えます。
お察しの通り、阪急京都線を走る6300系がいなくなるため、専用の乗車位置案内が不要になります。
6300系「京とれいん」を担当する6354Fが、2023年2月の検査を実施するのであれば、検査後に復帰すると思います。しかし、ホームドア設置の推進と、車齢50年まで残り4年弱を考えると、「京とれいん」として復帰するのは難しそうです。
いずれにせよ、6300系「京とれいん」がダイヤ改正後にどうなるのかは、ホームの乗車位置案内が一つのポイントになりそうですね。
編集後記
みんなも「京とれいん」の乗車位置案内見てみてね😺
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