2015年から導入されている南海8300系。南海本線・南海高野線で運行し、2023年7月時点で合計116両が製造されています。
…で、どうやら、8300系は合計140両まで製造するみたいです。
8300系は合計140両まで製造
南海の特集が掲載されている『鉄道ピクトリアル No.1017 2023年10月号 【特集】南海電気鉄道』。
該当誌の19~28ページにかけて、南海電鉄の鉄道事業本部長・梶谷知志氏と大東文化大学の名誉教授・今城光英氏の対談において、8300系の話が出て来ています。
2015(平成27年)から8300系を投入しており,今116両になっています.これをシリーズとして140両まで増やします.
―『鉄道ピクトリアル No.1017 2023年10月号 【特集】南海電気鉄道』28ページより引用
ということ。
具体的にはどの年度に何両製造するのかは明確になっていませんが、140両まで製造する予定であることが言及されています。
製造は2025年度まで
鉄道ピクトリアルのインタビュー上で、年間10両ペースで6000系を8300系に置き換えることが言及されています。
また、南海電鉄が2022年11月17日に公開している「2022年度第2四半期決算説明会資料」上で、2025年度までに6000系の全車両の更新(置き換え)を予定しています。
なので、先述のインタビューと決算説明会資料を勘案すると、2025年度までに合計140両が製造されたところで、8300系の製造は打ち止めとなりそうです。
参考文献
『鉄道ピクトリアル No.1017 2023年10月号 【特集】南海電気鉄道』株式会社電気車研究会
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