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【京急】どうしたらウィング・シートを救えるのか?

2019年10月26日に開始した京急の座席指定サービスであるウィング・シート。土休日ダイヤの日中帯に、2100形で運行されている快特で設定されています。

当初はKQuickでの購入のみで利用のハードルが高いこともあり、2020年7月18日から現金購入も可能にしましたが、自動券売機で発売されていないことや、案内が分かりにくいなどの要因があり、利用者は思わしくない様子で、基本的にはガラガラです。

利用者数が絶望的なウィング・シート。どうしたらウィング・シートを救うことが出来るのでしょうか。




ガラガラなウィング・シート

土休日の日中に運行されているウィング・シートですが、基本的にはガラガラです。

これについては以前に取り上げたのでそちらの記事をご覧下さい。

【京急】ウィング・シートは何故ガラガラなのか?
京急にはウィング・シートといわれる座席指定サービスが存在します。 このウィング・シート、平日の朝夕ラッシュに設定されている全席指定のウィング号とは異なり、土休日ダイヤの日中帯限定で2100形で運行される快特の浦賀寄り2両目に設続きを読む

さて、ウィング・シートがガラガラのままでは流石に赤字垂れ流しです。いくら鉄道会社と言えども、資金が湯水の如くあるわけではありません。そんなウィング・シートがどうすれば救えるのかを考えて見ます。

どうしたらウィング・シートを救えるのか

どうしたらウィング・シートが救えるでしょうか?

根本的な原因を取り除くのであれば、ウィング・シートそのものを廃止するところから手を付ける必要があります。ただし、廃止してしまうと予後不良と判断して安楽死処分させることと同じになってしまいます。

瀕死の病人を救うことは極めて難しいです。しかし、以下の様な取り組みを試みれば、光が見えて来る可能性があると思います。

  • 自動券売機で購入可能にする
  • ウィング・シートをウィング号化

この2つを考察してみます。


自動券売機で購入可能にする

ウィング・シートを救う方法…というか根本治療ですが、自動券売機で購入可能にすることです。

現状、ウィング・シートを利用する場合、KQuickに事前登録して予約するか、車内で500円を支払うかの2通りの方法です。

ここで、「ウィング・シートの利用者数が少ないから」と言って広報に注力して利用促進を行うのはお門違いです。仮に、バンバン宣伝してウィング・シートの利用者数が増えた場合、車内アテンダントさん1人では現金利用客を捌ききれません。

車内アテンダントさんを2人に増やせば良いという問題でもありません。乗車した時に専用切符を見せるだけで、すぐに座れるというオペレーションに切り替えなければ、リピーターがつかないでしょう。

なので、KQuickは現行の車内オペレーションを維持しても、車内での現金支払いを廃止し、自動券売機で購入できるようにして、切符提示(もしくは切符にQRコードを印字して車内で端末読み取り)にする方法が、ベターと考えられます。


ウィング・シートをウィング号化

シンプルに、ウィング・シートをウィング号化する方法です。

平日の朝夕ラッシュに運行されているウィング号は全席指定で、快特よりも停車駅が少なく設定されています。また、ウィング号用の自動券売機がホームに設置されているので、発券システムを改修して土休日ダイヤの日中に運用されているウィング・シートでも利用出来るようにします。

また、ウィング・シートは泉岳寺駅発着になっていますが、品川駅3番線発着に設定します。すなわち、ウィング号を土休日の日中に運行しようということです。

ただし、この方法は非常にリスクが大きいです。

ウィング・シートをウィング号化するとなると、色々と課題が出て来ると思いますが、

  • 土休日の日中パターンダイヤにウィング号を組み込み必要がある
  • 利用者が少ない場合の損失が大きい

の2点が大きなハードルとなります。

…というか、このハードルを超えられないので、2022年現在もウィング号が土休日ダイヤの日中に組み込まれていないと考えられます。つまり、現状のウィング号を何の工夫も無く土休日の日中に組むことの採算性が取れないということを暗に物語っていると言えます。

そもそも、ウィング号のターゲットは通勤しているサラリーマンです。

「とりあえず着席できればいい」という需要を上手く掘り起こした例ですが、平日の朝夕ラッシュと土休日の日中では利用者数や利用者層が大きく異なるため、そう簡単にウィング号を土休日の日中にスライドできるというわけでありません。

仮に、ウィング号を土休日の日中に組み込むにしても、試験的に運行して様子を見て、見込みがある様なら定期運行させても良いのでは?と思います。

ただし、ウィング号の発券・予約システムの利用制約上、「平日の朝夕ラッシュのみ使用」となっている場合、土休日の日中に利用する際のシステム改修費用やシステム利用料等も見直す必要があります。それら諸費用をペイ出来るのかも見極める必要があります。



やはりウィング・シートは救えないのか?

他にも色々と考えて見ましたが、現状のウィング・シートを維持したままでウィング・シートを救おうとすると、限りなく不可能に近いです。

例えば、1890番台を増結して12両編成で運行し、1890番台の車両だけ座席指定サービスにする方法もありますが、金沢文庫で車両切り離しを行うと、今度は久里浜線のダイヤを何とかやりくりする必要があります。しかしながら、ウィング・シートを存続する前提の運用になってしまうので、流石にこれは無理があります。

また、専用車両を1両だけ組み込むとか、専用の形式を製造するとかも選択肢としてはあり得ますが、それを土休日の日中だけに走らせてペイ出来るのかも疑問です。京阪のプレミアムカーの様に、平日の日中にも走らせるのであれば、採算が取れる可能性は残っていますが、それはもうウィング・シートではありません。

「Dメール」を過去に送信して世界線を移動1したとしても、ウィング・シートが生まれない世界線に到達しないとハッピーエンドになれない気がします。


編集後記

救えなかった…😿

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鉄道イベント情報(鉄道コムtetsudo.comより)

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