京阪8000系は、クロスシート・ダブルデッカー・プレミアムカーという豪華しようです。日本一豪華なロングシートと言われている車端部のシートも有名です。
それらと比べると脇役的な存在ですが、補助イスも装備されています。ただし、補助イスはいつでも使用できるわけではありません。
いったい、京阪8000系の補助イスは、どのタイミングで使用できるのでしょうか?
京阪8000系の補助イスが使えるタイミング
京阪8000系の補助イスが使えるタイミングは、出町柳行きと淀屋橋行きでタイミングが異なります。
- 出町柳行き(京都→大阪)…京橋出発後
- 淀屋橋行き(大阪→京都)…中書島出発後
実際に使用出来るタイミングになると、自動放送で次のアナウンスが流れます。
ご案内いたします。ただいまから、補助イスが使用できますので、ご利用下さい。
Passengers may now use the portable seats near the doors.
このアナウンスが流れたら補助イスが使用できます。特に何事も無ければ終点まで補助イスが使用出来ます。
ただし、混雑している場合は補助イスは使用出来ません。
何故、補助イスの使用区間が限られている?
混雑状況にかかわらず、「出町柳行きは京橋出発後、淀屋橋行きは中書島出発後に補助イスが使用可能」という条件があります。
「そんな条件をつけずに、補助イスがあるならずっと使用可能にしておけばいいのでは?」と思う人もいらっしゃると思います。
京阪が正式に公表はしていませんが、「次の停車駅まで時間がある」場合に補助イスを使用可能にしていると考えられます。
例えば、淀屋橋発の出町柳行きの場合を考えてみましょう。出町柳行きは京橋まで、淀屋橋(始発駅)→北浜→天満橋→京橋と各駅に停車します。
淀屋橋から京橋までは駅間が短く、京橋までの各駅に停車することもあり、短時間でのドア開閉を行います。その際、ドア横にある補助イスに座っていると、乗り降りの邪魔になり、混雑と遅延の原因になります。
京橋を出ると、次の停車駅は枚方市なので、ドアの開閉まで時間に余裕があります。京橋から先では停車駅に近づいた時に、車内の自動放送で、
尚、出入り口が混雑致しますので、補助イスをご使用のお客様は、一度、お立ち下さいますよう、お願い致します。
とアナウンスされます。出町柳発の淀屋橋行きでも同様です。
編集後記
補助イス、結構好き😽