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【超概説】京阪7200系

京阪7200系は京阪電気鉄道の通勤形車両。7000系をベースにして車両内外に改良を加えた。

少ない製造数のため、京阪車両の過渡期の繋ぎとも考えられるが、9000系・10000系のベースになるなど、後年に登場した形式に少なからず影響を与えている。




京阪7200系超概説

京阪7200系は、7000系をベースにして1995年に登場した京阪の通勤形車両です。

寸法や性能などのカタログスペックは基本的に7000系と同等ですが、7000系よりも前面のガラス面が拡大されて前面展望の視界を拡大したり、台車中心間距離を延長して乗り心地を向上させるなど、各所で7000系から発展させています。

また、7200系ではパワーウィンドウが採用されており、乗務員室から一括で窓の開閉が可能という機能を設けました。後に製造される9000系にもパワーウィンドウが設置されますが、9000系はロングシート化の際にパワーウィンドウが撤去されています。

7200系では運転台のマスコンとブレーキが独立した、初代3000系以来の横軸ツインレバータイプを採用し、これは8000系(ワンハンドルマスコン)を除いた以降の形式で採用されています。

諸元

製造年1995年
製造数23両
※在籍数は21両(2両は10000系に編入)
MT比8両編成:4M4T(登場時)
7両編成:3M4T
車体アルミニウム合金
台車ダイレクトマウント空気ばね台車
・M車:軸梁式
・T車:SUミンデン式
最高速度110km/h(営業運転)、120km/h(設計)
加速度2.8km/h/s
減速度4.0km/h/s(常用)、4.3km/h/s(非常)
制御方式GTO素子VVVFインバータ制御
全長先頭:18,900mm
中間:18,700mm
全幅2,780mm
全高4,185mm

基本的に7000系をベースにしており、制御方式は7000系に引き続いてGTO-VVVFインバータを採用しています。

登場時は8両編成2本(7201F・7202F)・7両編成1本(7303F)でしたが、2中間のM車(7300形・京都寄り4両目)が10000系に転出され、全編成が7両編成になりました。

8両編成(7201F・7202F)は京都寄りから数えて、4+3+1のユニットで構成されており、中間の3両ユニットを外すことで5両編成としても運用可能な設計でしたが、7両編成化に伴って5両編成での運用は出来なくなっています。



運用

優等種別(通勤快急・快速急行・急行・通勤準急・準急・区間急行)および普通の運用に就いています。

7201F・7202Fが8両編成時代の時、中間3両ユニットを外して一時的に5両編成運用にも就いており、柔軟性の高さもフル活用しています。

デザイン

7000系と比べて前面窓が上下に拡大されて大型化した他、少し丸みのあるデザインになっています。また、7000系までは標識灯が外に露出していましたが、7200系で車体に内蔵されています。

編成表

記号意味
VVVFVVVFインバータ
SIV静止形インバータ
CP空気圧縮機
パンタグラフ
M電動車
c制御車
T付随車
8両編成登場時
8両編成7200形7700形7800形7300形7300形7700形7900形7200形
VVVFSIVCPVVVF・CPVVVFSIVCPVVVF・CP
McTTMMTTMc
7201F72017701780173017351775179517251
7202F72027702780273027352775279527252
2022年時点
7両編成7200形7700形7900形7300形7700形7800形7200形
VVVFSIVCPVVVFSIVCPVVVF
McTTMTTMc
7201F7201770179017351775178517251
7202F7202770279027352775278527252
7203F7203770379037353775378537253



関連リンク

車両紹介 7200系|京阪電気鉄道

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