鉄道車両の寿命は、おおよそ30年~40年と言われています。まあ、半世紀以上経っても使用されている車両はありますし、新幹線の様に20年も経たずに引退する車両もあります。
それはさておき、今回は阪神のお話。つまり、阪神の車両の寿命ってどれくらいなん?という話です。
阪神の車両の寿命は?
さて、阪神の車両の寿命ですが、鉄道ピクトリアルに記載があります。該当誌では、阪神電気鉄道株式会社 常務取締役 都市交通事業本部長・岡田信氏と、大東文化大学大学院教授・今城光英氏の対談のなかで、
当社の車両は、20年目にリニューアル、40年目に新車に置き換えることが多く、(後略)
―『鉄道ピクトリアル No.940 2017年12月臨時増刊号 【特集】阪神電気鉄道』25ページより引用
と、岡田氏が話しています。つまり、
- 20年目…リニューアル(更新工事)
- 40年目…新車に置き換え(寿命)
ということです。40年で置き換えとなると、阪神の車両の寿命は、鉄道車両としては平均的な寿命と言えます。
実際のところは…?
あくまでも、40年と言うのは目安であって、「車齢40年に到達したら即廃車」というわけではありません。実際、5001形は1977年~1981年にかけて製造されており、2024年1月時点でまだ走っています。
とは言え、流石に延命措置にも限界があるので、5001形は2024年度内には5700系に置き換えられる予定です。
参考文献
『鉄道ピクトリアル No.940 2017年12月臨時増刊号 【特集】阪神電気鉄道』 株式会社電気車研究会
関連記事
【阪急】阪急車両の寿命は50年?
鉄道車両の寿命は、おおよそ30年~40年と言われています。 経年劣化はもちろんですが、ドア位置・ドア数の不揃いのために廃車になる場合など、事情は色々と言えども、新造から30年~40年経過した車両は廃車、もしくは転出や譲渡になります。 さて、続きを読む