2024年1月16日、近鉄がダイヤ変更（ダイヤ改正）を発表しています。
ダイヤ変更に実施は2024年3月16日。けいはんな線以外の全線が対象で、一般列車は各線ともにおおむね増発・編成両数アップですが、大阪線を走る快速急行の10両編成運行が消滅します。
一般列車
京都線・橿原線
京都線・柏原線の変更点は以下。平日昼間の動きが変わります。
- 平日昼間の急行を1本増発
- 大和西大寺行きを近鉄奈良行きに変更
- 一部急行の運転区間を変更
平日の11時～14時台に運行している急行は、約20分間隔で運行されていましたが、ダイヤ変更後は1本増発されます。
近鉄プレスリリースより
11時～14時代の京都発の急行については、京都発→大和西大寺行きが、京都発→近鉄奈良行きとなり、運行区間が延長されます。
一部急行の運転区間を変更は以下。
- 【新設】急行・奈良7時18分発京都行き
- 【変更】急行・橿原神宮前（6時47分発）京都行き →（6時43分発）大和西大寺行き
橿原神宮前6時47分発京都行き急行が、6時43分発大和西大寺行き急行に変更されるため、運転区間が短くなりますが、大和西大寺駅で国際会館行き急行に乗り換えが可能です。
難波線・奈良線
難波線・奈良線は、始発列車の運転時刻を繰り上げですが、ダイヤ変更でそこまで大きな変化は見られません。大和西大寺5時00分発の大阪難波行き区間準急が新設され、大和西大寺からの始発列車が16分繰り上がります。
大阪線
大阪線の変更点は以下。
- 平日朝ラッシュ時間帯に上本町行きの増発（五位堂→上本町の急行）
- 平日朝ラッシュ時間帯に上本町行きの区間準急を急行に変更
- 平日の一部準急を高安発、6両編成から8両編成に変更
- 10両編成の快速急行を8両編成に変更
大阪線では増発と両数増ですが、10両編成で運行されている快速急行が8両編成に変更になります。
南大阪線
平日夜間の時間帯で運行している、大阪阿部野橋の準急において、一部列車の編成両数が増大されます。
| 大阪阿部野橋 発車時刻 |
行先 | 両数変更前 | 両数変更後 |
| 21時44分 | 河内長野 | 5両編成 | 7両編成 |
| 21時54分 | 橿原神宮前 | 4両編成 | 6両編成 |
| 22時04分 | 河内長野 | 4両編成 | 7両編成 |
| 22時14分 | 吉野 | 4両編成 | 7両編成 |
編成両数増はいずれも、大阪阿部野橋～古市間の区間が対象です。
吉野線
吉野線では、朝の時間帯の普通が増発されます。
- 【普通】橿原神宮前発 7時03分 ～ 六田着 7時46分
- 【普通】六田発 7時55分 ～ 橿原神宮前着 8時34分
長野線
長野線では始発列車の繰り上げが行われます。
- 準急・大阪阿部野橋行き 河内長野発5時29分 → 河内長野発5時24分（5分繰り上げ）
鈴鹿線
鈴鹿線の変更点は、18時台・19時台の運転本数を1本増発です（3→4本）。
近鉄プレスリリースより
特急列車関係
甲特急1本の乙特急化
土休日の大阪難波9時45分発鳥羽行き（3905列車）に変更が加わります。また、停車駅が追加されることにより、甲特急である3905列車が乙特急になります。
- 発車時刻変更：9時45分 → 9時40分発
- 停車駅追加：名張・伊勢中川・松阪・五十鈴川に停車（乙特急化）
賢島行き特急を鳥羽行きに変更（一部）
現在、土休日に賢島まで運行されている特急の一部が、鳥羽までの運行に変更されます。
- 大阪上本町9時12分発賢島行き → 鳥羽行きに変更
- 近鉄名古屋9時10分発賢島行き → 鳥羽行きに変更
運転区間が縮小していますが、多客時は賢島まで運転する予定です。
南大阪線を運行する特急の運転区間・変数両数が変更
南大阪線の特急の一部において、運転区間と編成両数が変更となります。また、吉野を9時04分に発車する定期運行特急が、不定期列車に変更となります。
- （平日）大阪阿部野橋18時40分発吉野行き → 橿原神宮前行きに変更
- （平日）大阪阿部野橋19時10分発吉野行き → 2両編成から4両編成に変更
- （土休日）吉野5時57分発大阪阿部野橋行き → 橿原神宮前6時42分発に変更
- （土休日）吉野9時04分発大阪阿部野橋行き → 多客時に運転する不定期列車に変更
