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【阪急】阪急車両の寿命は50年?

鉄道車両の寿命は、おおよそ30年~40年と言われています。

経年劣化はもちろんですが、ドア位置・ドア数の不揃いのために廃車になる場合など、事情は色々と言えども、新造から30年~40年経過した車両は廃車、もしくは転出や譲渡になります。

さて、今日の話は阪急です。見た目はピカピカにお手入れされている車両が多い阪急ですが、実際は半世紀近く走行している車両も多く存在します。そんな阪急の車両、いったいどれくらいの寿命なのでしょうか。




阪急車両の寿命は?

さて、阪急車両の寿命ですが、2021年の移動等円滑化取組計画書のPDF2ページ目「車両の整備に関する事項」に記載があります。

  • 車齢 25 年程度を目安として、車両の改良工事を順次施工する。
  • 車齢 50 年程度を目安として、老朽化車両については新造車両へ順次代替する。

―阪急電鉄「2021年度 移動等円滑化取組計画書 」より引用

車両寿命についての明確な記載ではありませんが、車齢50年を目安で置き換えと記載しているので、おおよそ50年が阪急車両の寿命と読み取れます。

30年~40年で引退する車両が多い中、阪急の車両はかなり長寿に設定されていることもわかります。


現役車両の車齢はどれくらい…?

移動等円滑化取組計画書では車齢50年程度が目安と記載していますので、車齢50年近い車両はそろそろ置き換え対象になる予定です。現役車両の登場年と最高車齢を見てみると、そろそろ引退となる形式も見えてきます。

形式 登場 最高齢
3300系 1967年 54
5000系 1968年 53
5100系 1971年 50
5300系 1972年 49
6000系 1976年 諸事情で省略1
7000系 1980年 41
7300系 1982年 39
8000系 1988年 33
8200系 1995年 26
8300系 1989年 32
9000系 2006年 15
9300系 2003年 18
1000系 2013年 8
1300系 2014年 7

まず、現役最高齢形式の3300系は、徐々に1300系に置き換えられています。

その次に車齢の高い5000系は、神戸本線から撤退して全て今津線(北線)で頑張っているため、しばらくは生き残りそうです。

5100系は50周年でヘッドマークが掲載されているように車齢50年で、こちらも徐々に1000系に置き換えられています。

5300系も車齢50年に迫っていますが、1300系導入に伴う編成単位での廃車はありません2


編集後記

3300系は60年くらい走らせるのではと思えますが、2300系でさえ55年で運用を終えているので、流石に数年のうちに置き換え完了させると考えられます。

しかし、3300系の7両編成を1300系の8両編成に置き換えてしまうと、車庫の留置スペースが不足してしまうので、どうなることやら…😺💧



関連リンク

移動等円滑化取組計画書PDF(2020年度)|阪急電鉄

移動等円滑化取組計画書PDF(2021年度)|阪急電鉄

小田急の車両が製造されてから廃車となるまでの期間はどれぐらいなのか|Odapedia(個人サイト様)

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注釈

  1. 2200系からの編入や中間車両の新造など複雑なので車齢どうのこうのという問題ではない。やばい。
  2. ただし、一部車両は編成から引き抜いて廃車になっている。