阪神が2023年度の移動等円滑化取組計画書を公開しています(2023年6月12日付)。
昨年同様、2024年度までに5001形を5700系に置き換えを実施する他、尼崎駅1番・2番ホームのホームドア設置が盛り込まれています(2023年9月現在工事中)。
車両関係
2023年度は5700系による5001形の置き換えが計画されています(2022年度から継続)。
尚、中期的な方針としては、
Ⅰ 現状の課題及び中期的な対応方針
(1)旅客施設及び車両等の整備に関する事項
②車両の整備に関する事項
現在、本線普通車両の一部(16 両)は、新造竣工後 40 年を経過しており、移動等円滑化が十分になされていないことから、今後数年かけて全車両を新型車両に置き換える計画である。また、車いすスペースの広さが令和 2 年 4 月施行の新基準を満たしていない車両については、今後、客室の大改良工事時に改造を検討する。―阪神電鉄「2023年度 移動等円滑化取組計画書」より引用
と記載されています。
車齢40年以上の車両で整備対象となっているのは、残り16両で、2023年4月1日時点の5001形在籍数4両×4本(合計16両)と合致しています。
2023年度・2024年度の導入車両数は明確になっていませんが、最短で2024年度内には5001形が5700系に置き換えになると考えられます。
駅設備関係
2015年から大阪梅田駅で改修工事が実施されており、2023年度にはホームドアを3・4番線に設置することが予定されています。
【大阪梅田駅】
可動式ホーム柵を3番・4番ホームへ設置(2023年度予定)
ホームと西改札コンコースを結ぶエレベーターを2基設置(2023年度予定)
尚、大阪梅田駅の新3番線は2023年5月27日から供用開始されており、ホームドアも稼働しています。