阪急の大阪梅田駅には、京都線・宝塚線・神戸線の各路線ごとに発車メロディが鳴ります。阪急を利用している方なら一度は聴いたことがあるメロディだと思います。
ところで、各路線の発車メロディにはコンセプトがありますが、いったいどのようなものなのでしょうか?
大阪梅田駅の発車メロディのコンセプト
阪急の大阪梅田で発車メロディが採用されるまでは、発車ブザーが使用されていました。
YouTubeに昔の貴重な映像がアップロードされています。
そして、1996年から発車メロディが使用開始。2022年現在も使用されています。
大阪梅田駅の発車メロディは、京都線・宝塚線・神戸線で楽曲が異なります。いずれの楽曲も作曲者は鎌田浩宮氏です。
鎌田氏曰く、各路線の発車メロディごとに、阪急側から要望があり、それを楽曲に起こしたそうです。
路線 | 号線 | 阪急側の要望 (コンセプト) |
楽器 | 元楽曲 |
京都線 | 1・2・3 | 竹 | アナログシンセサイザー | 「theme for AT SCHOOL」 |
宝塚線 | 4・5・6 | 高級感 | トイピアノ | 「魂を鎮める」 |
神戸線 | 7・8・9 | 海 | アコースティックギター | ? |
各楽曲について、詳しくは、鎌田氏自身が、記事を執筆されていらっしゃいますので、そちらをご覧下さい。
当時のエピソードを交えた内容なので、阪急ファン以外の方も必見です。
京都線は何で「竹」?
個人的に少し疑問に思うのが、阪急側の京都線の「竹」という要望です。
- 宝塚線=「高級感」
- 神戸線=「海」
というのは、沿線風景からイメージ出来ます。しかし、京都線は「竹」で、宝塚線・神戸線の沿線風景のイメージよりも、具体的な要望に思えます。
これが、京都のイメージである「古都」であれば、宝塚線・神戸線と並列そうに思えるのですが、何故か「竹」の要望です。
考えすぎかもしれませんが、京都線の路線カラーが竹林みたいな緑色をしているので、京都線だけは敢えて「竹」と要望したのかもしれません。
まあ、真偽は不明ですが…
鎌田氏に読んで頂きました
何と、大阪梅田駅の発車メロディを作曲した鎌田浩宮氏に、当記事を読んで頂けたみたいです。
ありがとうございます。楽しく読みました。京都線は阪急の方から、竹のイメージでと要望がありました。竹林から古都という印象に繋がったのではないでしょうか。
— 鎌田浩宮 (@gyoku_on_record) September 15, 2022
ありがたや😽🍬アメチャン
編集後記
最終電車だけは、発車メロディが鳴る前に、『第三の男』が流れるよ😺🎶
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