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【阪急】服部天神の踏切に設置された、日本初のものとは?

阪急宝塚線の服部天神駅。大阪梅田方面のホームに、御神木がある駅として有名で、御神木がホームの屋根を突き抜けています。

そんな服部天神駅。すぐそばに踏切があるのですが、この踏切、実は日本で初めて採用されたあるものがあります。一体、何なのでしょうか?



服部天神駅の踏切

まずはこちらをご覧下さい。

服部天神駅の北側にある踏切です。服部会館が目立っていますが、今日は踏切の話です。ここの踏切は、「服部踏切」という名前の踏切です。

パッと見て、何の変哲もない踏切です。

…が、よく見てみると、あまり見かけないものがあります。それがこれ。

そう、点字ブロックです。しかも、ホームで見かける黄色の点字ブロックではなく、白色の点字ブロックです。

点字ブロックは街中の色んな所で見かけますが、この服部天神の踏切の点字ブロック、全国で初めて、踏切に設置された点字ブロックです。



何故、服部天神駅の踏切?

「どうして服部天神駅の踏切に点字ブロックが…?」と聞かなくても想像出来ると思いますが、もちろん、視覚障害者の安全対策です。

では何故、服部天神駅の踏切なのか。

それは、国土交通省近畿地方整備局が公開している資料に記載されています。

【選定理由】
・バリアフリー法の生活関連経路に指定
(阪急宝塚線服部駅と豊中市立障害福祉センターを結ぶ経路。一人歩きの視覚障がい者も多い。)
・踏切横断歩行者数が約2万人と府内で2番目に歩行者数が多い踏切を選定

「事例① 【阪急宝塚線服部踏切 (大阪府豊中市服部元町)】」国土交通省 近畿地方整備局より

点字ブロックが設置された当時(2010年試験設置)、現在の服部天神駅は、まだ服部駅でした。

「阪急宝塚線服部駅と豊中市立障害福祉センターを結ぶ経路」と記載されているだけで、具体的な経路は記載されていませんが、恐らく、宝塚方面のホームから、服部踏切を渡って、豊中市立障害福祉センターに向かう経路でしょう。



跨線橋が無いのも踏切利用者が多い原因かも?

他にも色々と理由がありそうな雰囲気ではありますが、とにかく、この服部踏切は、人の往来が多いです。原因の一つとして、跨線橋や地下道がないことが考えられます。

もちろん、踏切の東西を往来する様な他の要素も数多くあると思いますが、明らかに目に見えて分かるのが、駅利用者が踏切を渡るケースです。

例えば、服部天神駅の東側から歩いて来て、宝塚方面の電車を利用する場合、一度、踏切を渡る必要があります。また服部天神駅の西側から歩いて来て、大阪梅田方面の電車を利用する場合も同じです。

そのため、駅利用者が踏切を渡る機会が多くなります。

人の往来が多い場所だと、視覚障害者が歩行することが難しくなってしまいます。特に踏切は危険なので、点字ブロックを設置することにより、安全性を向上することが出来ます。



編集後記

踏切の点字ブロック、ちょっとずつ増えてるわね😺

関連リンク

マチカネくんと歩く まちある記 第8回 文化と芸術があふれるまち 曽根東町から服部本町へ|豊中市「広報とよなか」

服部・曽根駅地区交通バリアフリーマップ(服部天神駅周辺)|豊中市

事例① 【阪急宝塚線服部踏切 (大阪府豊中市服部元町)】|国土交通省 近畿地方整備局

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