2022年10月12日、阪急電鉄がダイヤ改正を発表しています。ダイヤ改正日は12月17日を予定しています。
準特急の新設、京とれいん(快速特急A)の休止、10連運行の削減など、色んなトピックが盛りだくさんです。
2022年11月22日に、改正後のダイヤが発表されました😺
準特急の新設と種別改変
快速急行→準特急
まず注目は新種別として設定される準特急です。対象は神戸線と京都線です。
現行の快速急行が準特急に変更されます。また、座席指定サービスを見据えた種別新設となっており、「特急」「通勤特急」「準特急」を座席指定サービスとする予定と発表されています。
ただし、全ての特急系統種別「特急」「通勤特急」「準特急」に座席指定サービスを設定するかは不明です。
快速→急行(京都線)
京都線では急行が使用されなくなっていましたが、今回のダイヤ改正で快速を急行に変更します。
快速は早朝・深夜で運行されているので、急行が運行するのも同様に早朝・深夜となります。快速との違いは、停車駅に西京極が追加されたという点です。
快速特急A(6300系京とれいん)の取りやめ
阪急の観光特急として活躍する「快速特急A・6300系京とれいん」ですが、こちらはダイヤ改正以降に運行取りやめの模様です。
尚、快速特急・京とれいん雅洛は継続して運行する予定です。
10両編成がほぼ取りやめ
朝ラッシュ時に運行されている10両編成が今回のダイヤ改正でほぼ消滅します。
路線 | 対象 | ダイヤ改正後 |
神戸線 | 新開地→大阪梅田(特急) | 8両編成で運行 |
神戸三宮→大阪梅田(通勤特急) | 10両編成のまま | |
宝塚線 | 全ての通勤特急 | 8両編成で運行 |
京都線 | 全ての10両編成列車 | 8両編成で運行 |
神戸線の10両編成取りやめは、新開地を発車して、神戸三宮で2両編成を増結する時間のロスをなくすためです。神戸三宮発の通勤特急は10両増結状態で発車なので、ダイヤ改正後も10両編成のまま運行します。
宝塚線は通勤特急が10両編成から8両編成に変更となりますが、川西能勢口→大阪梅田の通勤特急を1本増発します。
京都線も10両編成から8両編成に変更。淡路に停車する準特急を増やすことで、千里線と大阪メトロ堺筋線の乗り換え可能な列車を増やすとのことです。
座席指定サービスのために10両編成取りやめ?
ここからは考えすぎかもしれませんが、10両編成を8両編成にする措置は、ひょっとすると、2024年を目途に予定している、有料座席指定サービス(有料特急)の布石かもしれません。
有料座席指定サービスの詳細は明らかになっていませんが、10両編成の増結用として運用している2両編成の各車両を、有料座席指定サービス用の仕様に改造するために、一旦おやすみさせる…というパターンです。
全ての2両編成を改造するわけでは無いと思いますが、有料座席指定サービス開始後、好評であれば、段階的に2両編成を改造するということも考えられます。
編集後記
準特急は滅びぬ😼何度でもよみがえるさ😼
関連リンク
2022年12月17日(土)初発より 阪急全線(神戸線・宝塚線・京都線)でダイヤ改正を実施 ~2024年に京都線で座席指定サービスを開始します~|阪急電鉄
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