2023年7月24日、阪急電鉄と阪神電鉄のそれぞれのリリースで、車内防犯カメラの設置を発表しています。
阪急は2027年度末までに全車両に設置、阪神は2025年4月の大阪・関西万博の開催までに全車両への設置を予定している模様です。
阪急と阪神の全車両に車内防犯カメラ設置へ
阪急と阪神の全車両に、車内防犯カメラを設置することが発表されています。
2022年10月以降に阪急で防犯カメラ試験の実施が行われており、実用性が確認できたことによる本番運用となります。
阪急電鉄
阪急では、2027年度末までに全車両に防犯カメラを設置するとのことです。
- 運用開始:2023年8月末から
- 全車両設置完了予定:2027年度末
- 設置場所:主に車両の乗降ドアの上部
2022年10月から開始していた試験車両は、7020Fが担当しており、その際には、連結部の妻戸付近にも設置されていました。
阪神電鉄
阪神側は、2025年の大阪・関西万博の開催前までに、近年中に更新の計画がある 車両を除く、全車両に対して防犯カメラを設置するとのことです。
- 運用開始:2023年9月頃から
- 全車両設置完了予定:2025年4月(万博開催前まで)
- 設置場所:出入口上部
尚、阪神なんば線を通じて相互直通運転を実施している近鉄でも、2023年7月19日のリリースで車内防犯カメラの全車設置を発表しています。
車内トラブル以外にも活用できそう…?
防犯カメラの役割として、犯罪対策や事件事故・車内トラブルの検証などがありますが、阪急側のリリースで、
防犯カメラで撮影した車内映像をもとに、AI認識技術を活用して混雑状況を可視化する検討を進めております。
―阪急電鉄「【リリ―ス】2027年度末までにすべての車両に防犯カメラを設置します ~2023年8月末より運用開始~」より
と記載されています。AI活用よって混雑状況を把握すれば、停車駅の適正化や車内空間の向上も期待できると考えられます。
関連リンク
【リリ―ス】2027年度末までにすべての車両に防犯カメラを設置します ~2023年8月末より運用開始~|阪急電鉄
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