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北浜にある「ザ・銀行」…の後ろに、150mの高層ビルが爆誕する模様(高麗橋一丁目特定街区)

大阪・北浜の近代建築でも有名な、三井住友銀行大阪中央支店。堺筋に面している本館と、その裏手の別館で構成されています。

どうやら、三井住友銀行大阪中央支店の別館で再開発が行われそうです。



「ザ・銀行」の建物

京阪本線および大阪メトロ堺筋線の北浜駅から徒歩3分の場所にあります。「こいつどの建物の話してるねん」って人は、これを見て頂きたいです。

これです。北浜を歩いたことある人もそうでない人も、目にしたことがあると思います。これが、三井住友銀行大阪中央支店の本館です。

戦前の三井銀行時代の1936年に建設され、コロネード(列柱)が並び、古代ギリシアや古代ローマをイメージさせてくれる、まさに「ザ・銀行」を具現化した建物です。

それとこっち。

別館です。堺筋に面していないので、支店に用事が無ければ目にする機会は少ないと思います。

今回決定された、「高麗橋一丁目特定街区」の範囲についても明らかになっています。

出典:大阪市(左側のオレンジの部分が本館、右側が別館)

出典:大阪市(青い点線部分が別館に相当する敷地)

図の建物の左側、三井住友銀行大阪中央支店の別館にあたる部分(青い点線)が、150m限度の高層部に指定されており、今回の再開発の中心と考えられます。

この範囲において、具体的にどの様に再開発が行われるのかは今後の進め方次第ですが、三井住友銀行大阪中央支店の本館は、大阪市の有形文化財・建造物として指定されています。

そう、先ほどお見せした、「ザ・銀行」を具現化した建物、これが文化財です。

堺筋に面している本館は文化財に指定されているため、手を加えない、仮に手を加えたとしても最小限にとどめられると考えられます。



計画概要

名称 高麗橋一丁目特定街区
計画所在地 大阪市中央区高麗橋一丁目地内
面積 約 0.3 ha
建築物の高さの
最高限度
高層部:150m
中層部:23m
低層部:16m、7m、4m
計画決定の理由
(原文ママ)
高麗橋一丁目において、歴史的建築物の保存・活用及び業務・交流機能の集積を図るとともに、良好な環境と健全な形態を有する建築物の建築及び有効な空地を確保すること等により適正な街区を形成し、市街地環境の整備改善を図るため、本案のとおり特定街区を決定しようとするものである。

所在地の地図(Googleマップ)

関連リンク

報道発表資料 令和5年度第3回大阪市都市計画公聴会の開催及び公述申出書の受付について|大阪市

都市計画原案の概要 高麗橋一丁目特定街区の決定「(原案)計画書、理由及び参考」|大阪市

都市計画原案の概要 高麗橋一丁目特定街区の決定「説明図2」|大阪市

大阪市指定文化財分類一覧表|大阪市