京阪8000系・プレミアムカーの車内です。
登場から6年以上経過しているので、もはや何番煎じか分かりませんし、今頃取り上げるという発想自体が時期と常軌を逸していますが、それでも「取り敢えず1回乗って、体感した方が良い」とお伝えしたいです。
京阪8000系プレミアムカーの概要(超適当)
2017年8月20日から開始した、京阪の有料座席指定サービス「プレミアムカー」。
京阪8000系の6号車に組み込まれ、500円(一部区間は400円)を支払えば上質な車両のリクライニングシートに乗ることが出来ます。なので、ワンコイン握ってプレミアムカー券を購入しましょう。
ちなみに、以前は車内の無料貸出サービス(ブランケットや携帯・スマホ充電器など)が行われていましたが、新型コロナ感染拡大防止の観点から、2023年5月7日をもって無料貸出サービスは終了しています。
京阪8000系プレミアムカーの車内
京阪8000系プレミアムカーは、改造車両です。
「改造だから、ちょちょいのちょいって感じでやったんでしょ?」みたいな声(幻聴)が聞こえますが、既存車両の改造という多くの制約がある中でのグレードアップです。
2008年中之島線開業と同時にデビューした3000系では「風流の今様」をコンセプトにしていますが、それに加えて、8000系プレミアムカーでは「静寂の月夜」を空間イメージとして車内がデザインされています。
天井はこんな感じ。間接照明フル活用です。これ見るとウットリします(私だけですが)。
こちらは座席。2人がけシートです。
1人がけシート。お一人様でも利用出来ます。窓のカーテンはフリーストップ式で、京風のデザインです。
座面はブラックで、背面は絹の繊細さを感じさせるような色です。
大型テーブルは、ノートパソコンなら余裕で置けるスペースがあります。
使うことがあれども、見る人はほぼいないと思いますが、荷棚に目を向けると、こんな感じです。
大型の荷物は置けません。大型の荷物を持っている人は、ラゲッジスペースがあるのでそちらを利用しましょう。
あまり気にしないと思いますが、窓の縁にはペットボトル1本くらい置けるスペースがあります。まあ、ドリンクホルダーあるので、こんな使い方する人は居ないと思いますが。
ところで、床にも注目。京阪の新造車両やリニューアル車両では、床に京都の石畳風デザインを採用しています。それに加えて、プレミアムカーはこれ。枯山水をイメージした絨毯です。
枯山水と言えば、京都にある龍安寺が有名。パブロフの犬みたいに、枯山水と言えば京都のお寺というイメージに直結する人は多いと思います。私もそうです。
京阪のプロであればご存知だと思いますが、8000系のプレミアムカーでは、枯山水の絨毯を間接照明で照らすという粋な計らいも見られます。
これは3000系プレミアムカーにはない演出です。あまり目立たない部分までこだわっている車両、なかなかありません。
編集後記
乗ったことない人は1回乗った方が良いよ😺乗ったことある人はもっと乗ろうね😺
ねこ的には間接照明を推すよ😺
(意訳:取り敢えず乗れ🐶)
参考文献
『鉄道ピクトリアル No.1004 2022年10月号臨時増刊 【特集】京阪電気鉄道』 株式会社電気車研究会
関連リンク
こっち見た方が勉強になるよ😺
プレミアムカーで仕事しないといけないくらい切羽詰まってるなら、職を変えた方が良いよ😺