2021年6月17日のJR東日本プレスリリースで、E131系の投入が発表されました。投入路線は、相模線、宇都宮線、日光線の3路線。
いずれの路線も、2021年6月現在、ワンマン運転を実施していないため、2021年3月にE131系を導入した房総・鹿島エリアと同様、相模線・宇都宮線・日光線がワンマン運転を前提とした運用に変わる可能性が高いです。
増備されるE131系
相模線と宇都宮線・日光線に導入されるE131系の基本情報は以下です。
E131系相模線仕様 | E131系宇都宮線・日光線仕様 | |
投入数 | 4両編成12本 合計:48両 |
3両編成15本 合計:45両 |
時期 | 2021年秋 | 2022年春 |
線区 | ・相模線(茅ケ崎~橋本間) ・横浜線(橋本~八王子間) …朝夕一部の直通列車のみ |
・宇都宮線(小山~黒磯駅間) ・日光線(宇都宮~日光駅間) |
本年度、新造投入するE131系が拝見出来るのは、最短でも2021年秋の相模線仕様のE131系となります。
相模線仕様
相模線に投入されるE131系は4両編成が12本、合計48両。
デザインコンセプトは、
- 遠くまで広がる湘南の海とダイナミックな波の水しぶきを水玉模様で表現
- 前面と側面のカラーリングには、遠くまで広がる湘南の海をイメージした濃淡2色の青色
となってなっています。プレスリリースの画像を見ると、205系500番台よりも濃い目の青を纏っているように見受けられます。
スペック的には、房総・鹿島エリアのE131系と差はありませんが、房総・鹿島エリアのE131系と異なるのがシート仕様です。
房総・鹿島エリアのE131系はロングシートとセミクロスシートを組み合わせた仕様ですが、相模線に投入されるのはロングシート仕様。現在、相模線の運用に就いている205系500番台がロングシートのため、現行に合わせた格好となります。
205系500番台の車内風景は、Style-Train Graphics-様とオンタイム様が詳しく調べていらっしゃるので、そちらを見て頂ければと思います。
soseki様のページ
オンタイム様のページ
宇都宮線・日光線仕様
宇都宮線・日光線に投入されるE131系は3両編成が15本、合計48両。
デザインコンセプトは、
- 日光らしいレトロ調
- 宇都宮市で復元された火焔太鼓の山車をイメージした黄色と茶色の2色配置
となっています。現状、宇都宮線のカラーリングが湘南色のため、E131系が投入されることで、宇都宮線から湘南色が消えることになります。
スペック的には、こちらも房総・鹿島エリアのE131系と大差はなく、相模線に導入されるE131系同様、ロングシート仕様での登場です。もうお分かりかと思いますが、205系600番台がロングシートだからですね。
205系600番台の車内風景は、オンタイム様のページを参照頂ければと思います。
今後、E131系が追加投入される予定は?
尚、ワンマン運転の拡大については、2021年度の設備投資計画で発表されていました。
ワンマン運転の拡大やレール輸送用新型気動車の導入など、技術革新に積極的に取り組むことで、生産性向上や働き方改革を目指します。
―JR東日本 2021 年度設備投資計画(東日本旅客鉄道株式会社 PDF資料) 1ページ目より引用
設備投資計画が発表された時点で、「ワンマン運転の拡大=E131系の追加投入?」と予想していた方が多かったと思います。しかし、設備投資計画上では、どの路線に、どの形式を、どのくらいという情報の詳細には明記されていませんでした。
そして、これが第一段目の発表なのか、最終発表なのかは定かではありませんが、ひとまずはプレスリリースの内容を1つクリアしたことになるでしょう。
もし、他の路線にもE131系を投入するとなると、何よりもお金の問題がありますし、製造ラインの空きとも相談する必要があるので、これで今年度はオーダーストップかなと思います。
編集後記
トップ画像は、房総・鹿島エリアで運用中のE131系を、宇都宮線・日光線仕様のカラーにしてみましたが、側面の色塗りは諦めました😹
関連リンク
相模線への新型車両の投入について(東日本旅客鉄道株式会社 横浜支社 PDF資料)
宇都宮線・日光線に新型車両を投入します(東日本旅客鉄道株式会社 大宮支社 PDF資料)
JR東日本 2021 年度設備投資計画(東日本旅客鉄道株式会社 PDF資料)
【JR東日本】相模線、日光線・宇都宮線へE131系投入を発表(阪和線の沿線から)
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