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京急1000形の銀千が全面塗装される可能性は?

京急1000形は6次車以降、ステンレス車両を採用しています。京急600形から続いた、赤と窓周りのアイボリーという全塗装のカラーリングから、ステンレス無塗装にカラーフィルムをラッピングしたカラーリングへと変更されました。鉄道ファンはこれを「銀千」と呼んでいます。

ところでこの銀千、全面塗装される可能性はあるのでしょうか?




全塗装の経緯

京急で、いわゆるバルーンフェイスと呼ばれる前面形状が登場したのは600形。600形以降の形式で、カラーリングは600形を継承したコンセプトになっています。

600形以降のカラーリングはこのようになっています。

形式塗装・カラーフィルムカラーリング
600形全塗装全体:バーミリオン
窓周り:アイボリー
2100形全塗装全体:バーミリオン
窓周り:アイボリー
1000形1~5次車全塗装全体:バーミリオン
窓周り:アイボリー
1000形6~14次車一部カラーフィルムステンレス無塗装
窓上下:バーミリオン
窓下帯:アイボリー
1000形15~16次車全カラーフィルム全体:バーミリオン
窓周り:アイボリー
1000形17次車以降全塗装全体:バーミリオン
窓周り:アイボリー

1000形5次車まではアルミ車両に全面塗装を施していましたが、1000形6次車以降はステンレス車両を採用しています。環境負荷軽減と費用削減を考慮してしたものです。

ステンレス車両を採用し、側面の一部分にフィルムを貼り付けることで、塗装するための人件費や塗装材料などを減らし、コストダウンをはかっています。

しかし…

1000形15次車から京急らしさを取り戻すため、車両側面全体にフィルムを貼り付けることで、1000形5次車までのカラーリングを再現しています。ただし、隙間や曲面部分は洗車ではがれてしまう可能性があり、隙間なくフィルムを貼っているわけではありません。

そして…

更に京急らしさを取り戻すため、1000形17次車から全面塗装が施されました。もうこれは言うまでもなく、京急のこだわりです。

…環境負荷低減と費用削減はどこに行ったのでしょうか?


銀千が全面塗装される可能性は?

さて、今回の主役(ターゲット)である銀千ですが、全面塗装される可能性はあるのでしょうか?

理屈抜きで全面塗装してしまうパターン

そもそも、考えなくても全面塗装しそうな予感がします。理由は「京急だから」というただ1点のみ。それ以外の理由が見当たりません。

全面塗装する前提で考えると、銀千が全面塗装を実施する時期は、更新工事のタイミングと考えられます。京急は導入から約15年経過した車両に対して更新工事を行っており、そのタイミングで「やっちゃおうか」という。

…環境負荷低減と費用削減はどこに行ったのでしょうか?

車体全体をフィルムラッピングするパターン

15次車で見られた手法です。

もちろん、京急らしさを取り戻すのであれば、全面塗装一択なのですが、やはりお金の問題で、全面にカラーフィルムをラッピングする可能性があります。

…環境負荷低減と費用削減はどこに行ったのでしょうか?

案外、現カラーリングの可能性もある

もちろん、全面塗装せずに銀千のままである可能性も捨てきれません。

環境問題の話はグレタさんしそうなため、本記事での言及を避けますが、経済的な話をすると、塗装の人件費と塗装材料費用を削減出来るので、塗装するよりもフィルムの方が時間とお金の面でメリットがあります。


SDGsさん的にはどうなの?

ステンレス車両でカラーフィルムを採用した理由が、環境負荷低減と費用削減。現在、盛り上がっている(?)、SDGsの観点で考えるとどうなるのでしょうか?

とりあえず勝手に表にしてみました。

カラーリング環境負荷費用SDGsさん評
銀千環境的にはおすすめだが、雇用減が懸念
全面カラーフィルム可もなく不可もなく
全塗装環境的には激怒案件だが、雇用確保の観点では満足

銀泉は車体の一部にカラーフィルムをラッピングしているので、環境負荷の低減につながりますが、人手が少なくて済みますので、雇用の観点ではSDGsの8番に引っかかる可能性があります。

全面カラーフィルムの場合、車体の全体にカラーフィルムをラッピングしているため、銀千よりも環境負荷は上がりますが、人手が必要となりますので、フィルム発注先と貼り付け作業の人員確保が必要になるため、SDGsの8番をギリギリ達成と言ったところでしょうか。

そして全塗装ですが、環境負荷は一気に上がります。SDGs的にはアウトかもしれませんが、全塗装となると人手が多く必要になるため、SDGsの8番を満たせるでしょう(まあ、塗装が完全機械化されたら、雇用は一気に減りますが)。


編集後記

1000形ステンレス車に対して、15次車でカラーフィルムを全身に、17次車で全面塗装している時点で、やはり更新工事のタイミングで塗装してしまいそうな気もします。そういうところも含めて、京急らしいと言えば京急らしいです。

ちなみに、日本の大手私鉄で初めてステンレス車両に塗装した南海1000系は、6次車から塗装をやめてます。相鉄12000系や相鉄10000系リニューアル車もステンレス車両に塗装してます。

関連リンク

京浜急行電鉄 新1000形1800番台(15次車)(正面中央貫通車)(『総合車両製作所技報 第5号』)

新1000形!約11年ぶりに新造車を全面塗装!赤と白で”京急らしさ”復活! | ニュースリリース | 京浜急行電鉄(KEIKYU)

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バルーンフェイスとは、京急600形以降で採用された、京急車両の前面形状の通称。一部の鉄道ファンからバルーンフェイスと呼ばれているが、京急公式にはバルーンフェイスと明言していない。

鉄道イベント情報(鉄道コムtetsudo.comより)

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