阪急電鉄は2022年8月3日に、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用して、全駅にホーム柵(ホームドア or 固定ホーム柵)を設置することを発表しています。
もちろん、阪急で一番狭い駅である中津駅もホーム柵が設置される予定です。
ところで、中津駅にはホームドア・固定ホーム柵のどちらが設置されるのでしょうか?
中津駅の狭さ
中津駅は阪急で一番狭い駅で有名です。この写真を見れば一目瞭然です。
説明不要なくらい狭いです。ホーム片側だけの写真を見てみると、更に狭く感じると思います。
「黄色い点字ブロックの内側にお下がりください」と言われても、大人一人が入るのがやっとで、ホームを移動して行き違いになった場合、黄色い点字ブロックの外側に出てしまいます。
パッと見て、この狭さにホームドアor固定ホーム柵を出来るのかどうか怪しいですが、全駅にホーム柵を設置することを公表しているため、いずれはホーム柵が設置されます。
ホームドア設置予定の春日野道駅と比べると…?
ところで、神戸線の春日野道駅も狭い駅として有名ですが、ホームドアの設置が予定されており、既に工事は始まっています。
中津駅と比べると広く見えますが、ものすごい広いとは言えません。しかし、ホームドアを設置するためのスペースがギリギリあります。
ホームの端にはエレベーターを設置するくらいの余裕があるので、中津駅よりはホーム幅があり、春日野道駅のホーム幅が阪急のホームドア設置の限界幅と考えられます。
ホーム幅を考えると中津駅は固定柵?
話を中津駅に戻します。
中津駅には春日野道駅ほどのホーム幅がないため、恐らく、固定ホーム柵が設置されると考えられます。
中津駅の狭さでホームの床をホームドア仕様に工事する場合、かなり難易度が高い工事になると思います。また、ホームの下にホームドア用の配線を敷く必要があるため、単に床を工事するだけにとどまりません。
また、ホーム端のホーム幅が狭いので、中津駅のために特別なホームドアを用意する必要があると考えられます。
というか、この狭さにピッタリの特注ホームドアを作れるのかも不明です。頑張ってホームドアを設置してもメンテナンス出来ない状態になってしまうと本末転倒です。
もちろん、利用客の安全を最優先と考えれば、ホームドアを設置するのが当然と思いますし、阪急側も素人が考えることくらいは既に考えていると思います。
ただ、素人目から見ても、中津駅については、さすがに固定ホーム柵だろうと考えられます。
編集後記
どうするのかしら?😿
関連リンク
全駅にホーム柵を設置するとともに、全駅のバリアフリー化を目指します ~鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、バリアフリー設備の整備を推進します~|阪急電鉄