余剰2両、どうするの?
さて、7004Fから引き抜かれ、編成表上でも休車扱いになっている7554と7584ですが、こういう場合、
- 7004Fに復帰
- 別用途で再利用
- そのまま廃車
のどれかになります。
…とはいえ、7004Fは1981年製造なので、車齢が40年以上経過しています。どこかしらで再利用…と行きたいところですが、やはり車齢40年以上を経過しているとなると、難しいかもしれません。
また、7004Fに戻る可能性は低そうです(全くないわけではないと思いますが)。というのも、7004Fが6両編成になった後、今津線の運用に就き、それに押し出される格好で、今津線の運用に就いていた5012Fが2023年6月に廃車となっています。
もし、7004Fの代わりに、別の6両編成が今津線に入るのであれば、7004Fは7554と7584を組み込み直して再度8両化し、今津線から神戸線に本線復帰するという目は残されています。
しかし、今津線運用に就いている5000系は、1968年製造なので、2023年時点で車齢55年が経過しており、老朽化のために順次置き換えると考えられますので、7004Fはそのまま今津線運用に就き続けるでしょう。
ということで、7004Fの中間車である7554・7584は、7004Fに戻ることや、車齢を考えると再利用というのも難しく、阪急では短編成化して抜き取られた中間車両は廃車になっているので(もちろん例外はありますが)、しばらくすると廃車になるのではないでしょうか。
編集後記
今津線の5000系置き換えも進みそうね😺
関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか (交通新聞社新書145)
参考文献
『阪急ファンクラブ会報 vol.105』阪急電鉄
『阪急電車』山口益生著 JTBパブリッシング
『鉄道ピクトリアル No.837 2010年8月臨時増刊号 【特集】阪急電鉄』 株式会社電気車研究会