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【超概説】阪急1300系(2代目)

阪急1300系は阪急京都線の通勤形車両。神戸線・宝塚線仕様である1000系と同じコンセプトのもと、設計・製造されたため、1000系とほぼ同仕様である。9300系に引き続き、神戸線・宝塚線での運行も考慮された寸法となっている。



阪急1300系(2代目)超概説

阪急1300系は、2014年に登場した阪急京都線用の通勤形車両です。2013年に登場した神戸線・宝塚線仕様の1000系とほぼ同仕様で設計・製造されています。

特急形として登場した9300系とは異なり、通勤形として製造されているため、大阪メトロ堺筋線にも乗り入れ可能な仕様になっており、京都線の主力形式として活躍しています。

諸元

製造年2014年~
製造数16編成128両(1編成8両)
※2022年6月末時点
MT比4M4T
車体アルミニウム合金(A-train)
台車ボルスタ付きモノリンク台車
最高速度115km/h(営業運転)
130km/h(設計)
加速度2.6km/h/s
減速度3.7km/h/s(常用)、4.2km/h/s(非常)
制御方式IGBT素子VVVFインバータ制御
全長18,900mm
全幅2,825mm
全高4,095mm

電装機器は京都線の伝統となっている東洋電機製造のものを主に搭載しており、制御方式はIGBT-VVVFインバータを採用。9300系よりも小型化されているも、約2倍の制御容量となっています。

主電動機については、1000系とメーカーが異なるものの、省エネや騒音低減やメンテナンス性を考慮して、密閉構造の全閉内扇式かご形誘導電動機を採用しています。

最大寸法は全長・全高ともに9300系と同じですが、全幅は25mm拡大されました(車体幅は2,780mmなので阪急の標準寸法内に収まっています)。



運用

優等列車・普通と幅広い種別を担当し、京都線・千里線・大阪メトロ堺筋線の運用に就いています(8両固定のため嵐山線には入れず)。

デザイン

外観は1000系と同じで、阪急伝統のマルーン・屋根にアイボリー・窓周りに銀装飾という阪急のスタンダードなデザインです。1000系同様、貫通扉周りの銀装飾が無くなりマルーン塗装に変更されています。



編成表

記号意味
VVVFVVVFインバータ
SIV静止形インバータ
CP空気圧縮機
< >パンタグラフ
M電動車
c制御車
T付随車
8両編成1300形1800形1900形1350形1450形1850形1950形1400形
CPVVVFSIVVVVFSIVCP
<    ><    >
TcMM’TTMM’Tc
1300F13001800190013501450185019501400
1301F13011801190113511451185119511401
1302F13021802190213521452185219521402
1303F13031803190313531453185319531403
1304F13041804190413541454185419541404
1305F13051805190513551455185519551405
1306F13061806190613561456185619561406
1307F13071807190713571457185719571407
1308F13081808190813581458185819581408
1309F13091809190913591459185919591409
1310F13101810191013601460186019601410
1311F13111811191113611461186119611411
1312F13121812191213621462186219621412
1313F13131813191313631463186319631413
1314F13141814191413641464186419641414
1315F13151815191513651465186519651415

関連リンク

『東洋電機技報 第129号』|東洋電機製造

新型車両 1000系・1300系 を この秋より導入します!|阪急電鉄(2013年当時のリリース)

車両図鑑 1300系|阪急電鉄

参考文献

『鉄道ファン 2014年2月号』交友社

『私鉄車両年鑑2022』 イカロス出版

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鉄道イベント情報(鉄道コムtetsudo.comより)

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