先日発表があった阪急初の有料座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」。
プライベース車両や新2300系、そして9300系の今後の動向が気になるところですが、乗りものニュースから阪急電鉄に対する取材によると、プライベース車両は9300系に組み込み後、2300系に再組み込みされることが明らかになっています。
サービス開始当初は9300系にプライベース車両を組み込み
プライベース車両はどうやら、9300系に組み込んだ後、2300系に再度組み込むみたいですね。
阪急電鉄によると、当初は座席指定車を組み込んだ9300系6編成と2300系1編成、合計7編成でサービスを開始するとのこと。同社は「既存の9300系に座席指定車を組み込むのは、あくまで一時的な措置です。将来的に座席指定車を連結するのは、全て2300系になる予定です」と話します。
将来的に2300系にプライベース車両を寄せるということなので、
- 9300系にプライベース車両を充てる(新造)
- 2300系が導入される都度、9300系プライベース車両を2300系に組み込み
ということになります。
6編成がプライベース車両として9300系に組み込まれるということですが、9300系のどの編成に組み込むのかは現時点で不明です。
初代京とれいん6300系の廃車は、6両分のスペース捻出だった?
一時的な措置とは言え、9300系6編成にプライベース車両を組み込むということは、9300系から6両分の余剰車両が発生するということです。そうなると、余剰車両用のスペースが必要です。
正雀は留置キャパシティがギリギリなので、いずれかの車両を廃車にする必要が出てきます。そうすると、初代京とれいん6300系6354F(6両編成)が、先日廃車になった意味と繋がります。
まあ、ひょっとしたら偶然なのかもしれませんが。
9300系どうするん?
これについては別の機会に考えようと思いますが、新2300系が揃って来た後の9300系の動向について簡単に。
まず、新2300系導入により、3300系の置き換えが鉄道コムの取材で明らかになっています。そうなると、特急系種別の運用に就いている9300系以外の車両については、3300系が行っている運用を担当することが考えられます。
と言うのも、9300系の格下げを行うにあたって、ロングシート化の工事にお金と時間がかかります。将来的にロングシート化という構想があったとしても、今すぐに9300系を格下げと言うのは早計でしょう。
当面、京都線の特急系種別は9300系と新2300系で担当し、新2300系が投入される都度、9300系のプライベース車両を新2300系に再組み込み、9300系は余剰になる4号車を再度9300系に戻す…というのが妥当ではないでしょうか。
関連リンク
阪急の豪華な座席指定車の“最終形”とは? 既存車両への組み込みは「あくまで一時的」|乗りものニュース
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