阪急5000系は2001年にリニューアル工事が行われ、リニューアルの際に車両前面の下部に大きな足掛け(ステップ)が設置されました。
その大型の足掛けですが、5000系で全部同じと思いきや、リニューアル次によって厚みが異なるので、メモとして残しておきます。
5000系リニューアルで設置された大きな足掛け
以前、阪急の大きな足掛けについて、5000系のリニューアル時から付けられたということを取り上げました。
さて、5000系で付けられた足掛けですが、3種類の厚みの足掛けが存在しています。
まずはこれ。5010Fです。
これが最も厚い足掛けです。
続いてこれ。5008Fの足掛け。
5010Fよりも少しだけ薄くなっています。
そしてこれ。5006Fの足掛け。
以降の5000系リニューアル編成は、この厚さです。表にするとこんな感じ。
編成 | リニューアル時期 | 足掛け厚み |
5010F | 2001年9月 | 1番厚い |
5008F | 2002年10月 | ちょっと薄い |
5006F以降 | 2003年10月~ | もうちょっと薄い |
厚みの表現についてのボキャブラリーが貧弱でセンテンスのチョイスが残念ですが、諦めて下さい。
5000系リニューアル車で初めて大きな足掛けを付けたということもあり、1編成目(5010F)と2編成目(5008F)で様子を見て、最終的に3編成目(5006F)の厚さで落ち着いたというところでしょうか。
厚みの差異(ギャラリー)
じゃあ厚みってどれくらい違うのか、横から見てみます。
まずは5010F。
分厚いステーキの様な厚みがあります。
次に5008F。
先ほどの5010Fよりも少し薄いですが、それでも食べ応えがあるステーキの様に見えるくらいの厚みです。
そして5006F。
5010F・5008Fと比べて薄くなっていることが分かります。
そして横に並べてみます。
5010Fの足掛けがかなりの厚みですね。
参考文献
『阪急電車』山口益生著 JTBパブリッシング
『鉄道ピクトリアル No.837 2010年8月号臨時増刊 【特集】阪急電鉄』 株式会社電気車研究会
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