先日、京急川崎駅のパタパタ(反転フラップ式案内表示機)が撤去されたことで盛り上がっていますが、阪急神戸線の岡本駅でもパタパタが撤去されました。
注目が集まった岡本駅のパタパタですが、阪急ではパタパタが残っている駅が4駅あります。
阪急の現存パタパタ(2022年3月1日現在)
2022年3月1日現在、阪急で現存しているパタパタは4駅。
路線 | 駅 | 設置号線 | 備考 |
---|---|---|---|
阪急神戸線 | 岡本 | 1・2号線 | 撤去済 |
阪急宝塚線 | 雲雀丘花屋敷 | 3・4号線 | 大阪梅田方面のみ |
阪急京都線 | 相川 | 3・4号線 | 大阪梅田方面のみ |
総持寺 | 2号線 | 大阪梅田方面のみ | |
富田 | 3号線 | 大阪梅田方面のみ |
雲雀丘花屋敷駅・相川駅・総持寺駅・富田駅にパタパタが残っています。4駅とも、大阪梅田方面のホームにのみ現存しています。
宝塚線の雲雀丘花屋敷駅の1・2号線(宝塚方面)は、宝塚駅まで全ての種別が各駅に停車するので、到着する列車によって種別と行先を案内する必要が無く、大阪梅田方面のみパタパタが設置されています。
停車駅込みの2行タイプのものは、岡本駅のパタパタが撤去されると、雲雀丘花屋敷駅のパタパタが最後になります。
京都線に残る3駅も、上り(京都方面)は普通に乗ると高槻市から乗り換え必須なので未設置となっています。そのため淡路駅で行先が複数に分岐する下り(大阪梅田・天下茶屋・北千里方面)のホームのみパタパタが設置されています。
1つのホームにパタパタが並列して設置されているのは、京都線では相川駅の3・4号線を残すのみです。
相川駅・総持寺駅・富田駅のパタパタはシンプルな1行表示。優等種別が停車しないため、パタパタ上で通過駅を表示する必要がありません。
次のターゲットは雲雀丘花屋敷駅?
岡本駅のパタパタが撤去され、残りのパタパタ現存駅も順次切り替わることが想定出来ますが、時期は未定です。
勝手な推測になりますが、次にパタパタが消滅するのは雲雀丘花屋敷駅と考えられます。というのも、雲雀丘花屋敷駅については、大阪梅田方面の急行・準急が停車するため、種別と行先の両方の組み合わせの案内表示が必要だからです。
時計の針を2021年末に戻します。2021年末時点で、岡本駅・雲雀丘花屋敷駅・相川駅・総持寺駅・富田駅の5駅にパタパタが残っており、そこから岡本駅が最初に撤去の対象となっています。
優等種別の停車がパタパタの撤去と関係ないのであれば、乗降客数の少ない雲雀丘花屋敷駅や、ホームが広い相川駅・富田駅から撤去しても良いと思えます。2021年末時点でのパタパタ現存駅のうち、岡本駅が最初にパタパタ撤去の対象になったこと考えると、優等種別が停車する駅、つまり、次は雲雀丘花屋敷駅がパタパタ撤去の優先度が高いと考えられます。
尚、京都線の相川駅・総持寺駅・富田駅については、優等種別は全て通過し、普通しか停車しないため、行先だけ表示できれば要件が満たされます。無粋な事かもしれませんが、極論を言ってしまえば、阪急千里線の駅に設置されている様な、点灯式案内表示のタイプで事足ります。
色々と言いましたが、これは当サイトの勝手な推測であり、必ずしも雲雀丘花屋敷駅のパタパタが優先的に撤去されるとは限りません。ひょっとしたら、残り全駅一斉にパタパタを撤去するかもしれませんし、雲雀丘花屋敷駅が最後まで残る可能性もあります。
編集後記
パタパタすき😽パタパタ
岡本駅のパタパタが撤去されたため、加筆修正を行いました(2022年3月1日)。
関連リンク
【阪急】岡本駅のパタパタ、まもなく取替えか|鉄道プレス(個人サイト様)
【神戸線最後のフラップ式】岡本駅の発車標が更新へ|阪急ナビゲーションプラス(個人サイト様)