2024年3月26日、三井住友フィナンシャルグループと三井住友銀行が、三井住友銀行大阪中央支店ビルの建替え計画を発表しています。
京阪本線と大阪メトロ堺筋線の北浜駅から歩いてすぐそこにある「ザ・銀行」の建物は、レトロな本館部分を残したまま、裏にある新館部分が150メートル級の高層ビルに生まれ変わります。
「ザ・銀行」の裏手に150メートル級の高層ビル
2024年3月25日に開催された、大阪市の都市計画審議会で、高麗橋一丁目特定街区が大阪都市計画特定街区として決定されています。
名称 | 高麗橋一丁目特定街区 |
計画所在地 | 大阪市中央区高麗橋一丁目地内 |
面積 | 約 0.3 ha |
建築物の高さの 最高限度 |
高層部:150m 中層部:23m 低層部:16m、7m、4m |
計画決定の理由 (原文ママ) |
高麗橋一丁目において、歴史的建築物の保存・活用及び業務・交流機能の集積を図るとともに、良好な環境と健全な形態を有する建築物の建築及び有効な空地を確保すること等により適正な街区を形成し、市街地環境の整備改善を図るため、本案のとおり特定街区を決定しようとするものである。 |
その都市計画審議会の決定を受け、3月26日に三井住友フィナンシャルグループと三井住友銀行が、三井住友銀行大阪中央支店ビルの建替え計画を発表しています。
現状の三井住友銀行大阪中央支店はレトロな外観で有名です。これは堺筋に面している本館。この建物は残ります。
これは本館の裏手にある新館。この本館が今回の計画の建て替え対象です。
その新館、建て替え後に、こうなります↓
イメージパース上は新館の巨大さをアピールするため、重厚な本館がこじんまりとする感じになっていますが、建て替え後の新館のその圧巻さたるやと言ったところです。
また、建て替え後の新館は、本館の外観カラーに近づけたものとなっています。
鳥瞰図も公開されており、計画地は大阪中央支店全体となっていますが、建て替えは新館部分となります。
諸元等
計画名 | 高麗橋一丁目特定街区 |
計画地 | 大阪市中央区高麗橋一丁目地内 |
所在地 | 大阪市中央区 高麗橋一丁目8番13号 |
敷地面積 | 約 2,700 ㎡ |
延床面積 | 約 33,400 ㎡ |
建物規模 | 高さ約 150 m 地下2階・地上31階 |
構造 | 鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 |
開業時期 | 2030年度(予定) |
関連リンク
三井住友銀行大阪中央支店ビル建替え計画に関するお知らせ|SMBCグループ
令和5年度第3回 大阪市都市計画審議会 議案 議第293号 大阪都市計画特定街区の決定について|大阪市
「大阪都市計画特定街区(高麗橋一丁目)の決定」 に対する意見書の要旨|大阪市
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