2023年10月25日、JR西日本のリリースで、2024年10月にデビュー予定の新観光列車の列車名とデザインを発表しています。
列車名は「はなあかり」。新しい座席種別としてグリーン車よりグレードの高い「スーペリアグリーン車」が新設されます。
新観光列車「はなあかり」
「はなあかり」は、「はまかぜ」で運用されているキハ189系の車両を改造し、2024年秋の「北陸デスティネーションキャンペーン」に合わせて運行開始の予定となっています。
列車名「はなあかり」の由来は、
- 地域に光を当て、地域が華やぐイメージ
- 西日本の様々な地域のとっておきに「あかりを灯す」列車であること、地域を明るくする列車であることを表現
となっています。
デザイナーは、「WEST EXPRESS 銀河」「えちごトキめきリゾート 雪月花」などの観光列車や近鉄結崎駅舎・公園・広場のデザインを担当されている株式会社イチバンセン代表取締役・川西康之氏。
全車グリーン車の観光列車
「はなあかり」は全車両がグリーン車の設定となっています。編成定員は54席。
1号車「スーペリアグリーン車」
1号車は新座席種別の「スーペリアグリーン車」。
グリーン車よりグレードの高い設備として新設されます。広くゆったりと過ごせる個室空間が設けられています。
スーペリアグリーン車は1号車に設定され、2名用の個室が10室用意されます。
2号車「グリーン車+サロン」
グリーン車は2号車・3号車に設定されており、2号車には「サロン」が用意されています。
「お客様が歓談・地域の方々によるイベントを楽しめる「フリースペース」」として提供される空間となっています。
1号車寄りには洗面所・化粧室が設置されるみたいです。
3号車「グリーン車」
2号車の一部と3号車に用意されるのは「グリーン車」。
3号車にはイス座席と、ソファー座席の2種類の座席が設定されるようです。
また、3号車の2号車寄りには、多目的室・洗面所・化粧室(男性用)・多目的トイレが設置されるみたいです。
コンセプト
「はなあかり」のコンセプトは「地域の華(はな)を列車に集めて、お客様と地域の縁を結ぶ列車」。
地域の華を列車に集めて、お客様と地域の縁を結ぶ列車
日本各地には、素敵な人々、食、風景が溢れています。
観光列車「はなあかり」はそんな地域のとっておきに光を当てて、お客様と地域を結びます。
列車は奈良時代起源の紋付き染めで最高級とされる檳榔子染【びんろうじぞめ】色をまとい、車内には日本の四季を彩る草花をモチーフに、華やかな和の彩りを展開しています。
地域共生の新しいフラッグシップとして、地域の皆さまと共に走り始めます。―JR西日本「特別な旅を創る新たな観光列車の列車名・デザインについて」より引用
運行予定
運行開始は2024年秋から。
運行ルートは季節ごとに線区を変えて運行することを予定しており、第1弾は敦賀~若狭・京都府北部~城崎温泉までを結ぶ旅(小浜線、舞鶴線、京都丹後鉄道線、山陰本線)が計画されています。
その他
価格、予約方法、具体的な運行日程等は未定
関連リンク
特別な旅を創る新たな観光列車の列車名・デザインについて|JR西日本
特別な旅を創る新たな観光列車~2024年秋 デビュー~ |JR西日本(2022年10月12日リリース)
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