阪神なんば線の伝法駅から福駅で行われている、淀川橋梁の改築工事。着々と進んでいるみたいなので、現地に行ってみました。
淀川橋梁の改築工事(超ザックリ)
阪神なんば線における、淀川橋梁の改築工事は、超ザックリ説明すると、水害対策です。
国土交通省近畿地方整備局・淀川河川事務所が公開している「阪神なんば線淀川橋梁改築事業について」にも書いているので詳しくはそちらをご覧頂くとして、どうして淀川橋梁を改築する必要があるのかと言うと、「橋脚(柱)が多いので流れにくく、水位が上がりやすい」から。
国土交通省近畿地方整備局・淀川河川事務所では、もし浸水被害が起こったらこんなことになってしまうと想定しています。
最悪の事態が起こると、淀川以北と、淀川以南の福島エリアの他、梅田エリアや、果ては都島区まで浸水被害が広がるみたいなので、淀川橋梁を架け替えて、阪神なんば線の一部を高架化して水害を未然に防ぎましょうという事業です。
…で、淀川橋梁を架け替えると、
- 桁下高(橋の底辺部分の高さ)が約7m上がる
- 橋脚が39本から10本に減少
- 陸閘が無くなる(洪水が起こりそうな時に閉じなくていい)
- 踏切除去
の4つが変わります。
下り線(尼崎方面線路)の切り替えは2026年度中、上り線(大阪難波方面)の切り替えは2029年度中に行われる予定です。