2024年4月16日、東武鉄道のリリースで、野田線(東武アーバンパークライン)に新型車両の80000系の導入が発表されています。
80000系導入は2025年春から
- 導入両数:25編成125両(予定)
- 導入時期:2025年春以降 順次
- 全編成に『たのしーと』を設定
- 18編成は4両新造、1両を60000系から流用
- 近畿車輛製造
野田線用の60000系とカラーは同じですが、外観は丸みを帯びた60000系とは異なり、シャープな印象を受けます。
インテリアは落ち着いたイメージです。
また、全編成に『たのしーと』が設定されており、当該部分の外観には水玉模様が施されています。
子育て世代に優しい車両をコンセプトと銘打っていることから、車内も子育て世代向けの内装になっています。
60000系は全編成が5両編成に
現在、東武野田線の最新車両である60000系についても言及されています。
なお、現在運行している60000系(6両固定)は、5両化改造を実施し引き続き運行します。
(中略)サスティナビリティの観点から、60000系を6両編成から5両編成に改造する際に派生する1両を80000系に流用します。導入予定の全25編成のうち18編成は4両を新造し、1両を60000系からの流用車両を活用することで5両編成を構成します。―東武鉄道「2025年から東武アーバンパークラインに 5両編成の新型車両80000系を導入します」より引用
60000系は全18編成(61601F~61618F)が6両編成で構成されており、合計108両が存在しています。
80000系のうち、18編成が6両編成の60000系の1両を抜くということなので、60000系は全編成が5両編成化ということになります。
また、乗りものニュースが東武鉄道に行った取材によると、60000系から抜き取る車両は、大宮・船橋方3号車であるサハ64600形(T車)ということです。サハ64600形が80000系の何両目に組み込まれるのかは不明ですが、
野田線の勢力図が変わる
現在の野田線は60000系が18本、60000系以外(10000系・8000系)が25本という体制です。
80000系導入が25本のため、80000系25本の導入が完了したタイミングで、野田線の通勤型車両が60000系と80000系の2形式となります。
そのため、80000系導入は、5両編成化という大きな目的に加えて、現在運行している10000系・8000系の置き換えという側面も持ち合わせます。
関連リンク
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